「軽自動車の乗り換えたら保険料も安くなるのかな?」
「車の維持費を節約するために、軽自動車に乗り換えようかな。」
「未成年なんだけど、軽自動車なら保険料も安いだろ?」
と考えている方に、軽自動車の保険料相場を出しました。
結論から言ってしまうと、実はある条件によっては軽自動車と普通車の保険料はあまり差がないんです。
普通にシミュレーションすると軽自動車のほうが保険料が安くなるはずです。
そこで、今日は下記のことをまとめました。
- 軽自動車と普通車の保険料の比較
- 等級ごとの年間、月間の保険料
- 年齢別の保険料相場
- 軽自動車の保険料を安くする方法
それでは、早速見ていきましょう!
目次
軽自動車は保険料が安いのか?普通車と比較してみた結果
軽自動車は維持費が安い!と言いますが、事故を起こしたときに被害が大きくなるのは軽自動車ですよね。
高速道路でトラックと接触事故を起こしたら、ぺっちゃんこになってしまいます。
被害が大きいなら保険料も高くなるのか?
というとそうでもありません。
そんぽ24の保険料スピードチェックでシミュレーションした結果はこちら
↓↓↓↓
6等級 20歳以下
車両保険なし | 車両保険あり | |
---|---|---|
軽自動車(アルト) | 91,890 | 232,630 |
1500cc以下(フィット) | 104,070 | 280,810 |
2000cc以下(プリウス) | 104,670 | 354,680 |
2500cc以下(レガシィ) | 97,860 | 348,670 |
2500cc以上(エルグランド) | 104,070 | 423,360 |
10等級 21歳~25歳
車両保険なし | 車両保険あり | |
---|---|---|
軽自動車(アルト) | 40,950 | 105,320 |
1500cc以下(フィット) | 46,070 | 125,280 |
2000cc以下(プリウス) | 46,410 | 157,060 |
2500cc以下(レガシィ) | 43,340 | 154,090 |
2500cc以上(エルグランド) | 46,070 | 185,960 |
15等級 26歳~34歳
車両保険なし | 車両保険あり | |
---|---|---|
軽自動車(アルト) | 24,200 | 64,850 |
1500cc以下(フィット) | 26,750 | 75,720 |
2000cc以下(プリウス) | 27,040 | 94,510 |
2500cc以下(レガシィ) | 25,140 | 92,470 |
2500cc以上(エルグランド) | 26,750 | 111,000 |
20等級 35歳以上
車両保険なし | 車両保険あり | |
---|---|---|
軽自動車(アルト) | 17,160 | 47,890 |
1500cc以下(フィット) | 18,920 | 55,650 |
2000cc以下(プリウス) | 19,110 | 69,280 |
2500cc以下(レガシィ) | 17,800 | 67,850 |
2500cc以上(エルグランド) | 18,920 | 81,250 |
表の「車両保険なし」の欄を見てください。
どの車種もほとんど変わらないですよね?
普通車と軽自動車の差も年間2,000円~10,000円くらいです。(月間160~800円位)
違いは車両保険にあり!
では、「車両保険あり」の欄を見てみましょう。
6等級だと、1500cc以下の車両との差は約5万円(月4,000円)。
2500cc以上となると約20万円(月17,000円)の差があります。
20等級になっても8,000円~35,000円(月間700~3000円)くらいの差があります。
これは結構でかいですね!
ただ、これはそんぽ24でのシミュレーションになるので、各保険会社によって保険料は違ってきます。
また、免許の色や補償内容、特約の種類によっても、保険料は全然違ってきます。
正確な保険料が知りたい方は、一括見積もりを利用してみてください。
車両料率クラスで車両保険料が変わる!
自動車保険は、年齢や等級などの条件が全く一緒でも、車種によって保険料が違ってきます。
上の表は、わかりやすく排気量によって車を分けましたが、実は排気量ではなく「料率クラス」というもので保険料を決めています。
料率クラスは、損害保険料率算出機構が決めていて、保険会社によって違うことはありません。
「対人」「対物」「傷害」「車両」の4項目を9段階のクラスわけをしています。
料率クラスは年に一度、実際のデータにより見直され、クラスが上がると保険料もUPしてしまうのです。
説明してもちんぷんかんぷん・・という方もいると思います。
わかりやすく言うと、事故を起こしたときに被害が大きいか、小さいか。ということです。
例えば、一般大衆社のフィットとスポーツカーのフェアレディZとでは事故を起こしたときの被害が全然違いますよね。
スポーツカーは車両価格が高いだけじゃなく、スピードが出るので事故を起こしたときの相手と自分の被害もかなり大きくなります。
このように、車種によって料率クラスが決まっていて保険料を決めているのです。
ちなみに、軽自動車には車両料率クラスはありません・・・(汗)
年齢や等級による保険料の違い
自動車保険の保険料は等級や年齢によって大きく変わってきます。
なぜなら、免許を取って運転に慣れていない未成年や20代の人と、運転に慣れている30~40代だと事故を起こす確率が全く違うからです。
また、免許を取ったばかりに人と、運転歴20年のベテランドラーバーでも事故の確率が違いますよね。
等級・年齢 | 車両保険なし | 車両保険あり |
---|---|---|
6等級 20歳以下 | 91,890 | 232,630 |
10等級 21歳~25歳 | 40,950 | 105,320 |
15等級 26歳~34歳 | 24,200 | 64,850 |
20等級 35歳以上 | 17,160 | 47,890 |
6等級20歳以下と20等級35歳以上の車両保険ありでは、184,000円も差がありますね。
月額に換算すると15,000円くらいです。
さすがに高い・・・。
年齢
年齢区分は大きく分けて
20歳以下
21歳~25歳
26歳~35歳
36歳以上
と別れていて、年齢条件割引があります。
当然ながら年齢が上がるに連れて保険料は安くなります。
年齢条件割引は保険会社によって、多少違ってくるので、保険に加入するときに確認してみましょう。
ちなみに、年齢割引のピークは40歳~60歳で、60歳以上は徐々に保険料が上がっていきます。
70歳以上になるとかなり高額になるでしょう。
等級
等級は6~20等級まであり、保険を使わなければ1年に1等級ずつ上がっていきます。
無事故無違反なら14年で20等級まで上がります。
保険を使ってしまうと、1等級ダウンか3等級ダウンになり、次の年から保険料も上がってしまいます。
自損事故を起こして車両保険を使うときには、修理代とUPする保険料をしっかり計算しないと、かえって損することになるので注意しましょうね。
セカンドカー割引を利用しましょう
2台目を軽自動車にする。という方も多いでしょう。
そんな方はセカンドカー割引を利用すると保険料を抑えることが出来ますよ。
自動車保険は車に対してかける保険なので、2台目を購入すると、6等級からのスタートとなります。
26歳以上で6等級だと車両保険ありで92,000円です。(車両保険無しで35,000円)
月額7,700円なので結構な出費ですよね。
そんなときに役立つのがセカンドカー割引!
通常6等級スタートのところ7等級からという割引です。
7等級だと年間保険料は80,040円となり、12,000円ほど安くなります。
月1,000円くらいですが、ないよりはマシです。
他にも運転者限定をつけたり、ゴールド免許割引をつけたりと、いろいろ割引できる物があったら積極的につけていくといいでしょう。
また、中古の軽自動車なら車両保険を外しても良いかもしれません。
外すのは不安なら、免責をつけるなど工夫するといいでしょう。
なお、セカンドカー割引を利用するには、いま契約している保険が11等級以上という条件があります。
11等級以上であれば他社の保険であってもセカンドカー割引が使えます。
ダイレクト保険と代理店型はどっちがいいの?
自動車保険は、「ソニー損保」や「チューリッヒ」「おとなの自動車保険」などのダイレクト型保険と、「東京海上日動」や「あいおいニッセイ同和損保」といったダイレクト型保険の2つのタイプがあります。
ダイレクト保険は、インターネットなどで申し込みや手続きができて非常に簡単にできます。
そのため、人件費が抑えられるため保険料も安くなっています。
ただ、ネットや電話だけの付き合いなので、対応に不満を持つ方も多くいます。
代理店型は、担当者がついて保険の設計や更新、変更など行ってくれます。
人を介しますので、その人の人件費が含まれるため保険料が高くなります。
どのくらい保険料が違うのかは、年齢や等級、その他の条件によって変わってくるので、一括見積もりで両方のタイプの見積もりを取ってみると良いでしょう。
1万円~5万円の差が出るというデータもありますよ。
ただ、一つだけ注意があります。
ダイレクト保険の場合、保険の設計は自分でしなければいけません。
どんな特約をつけて、補償はどのくらいつけるのか。
ある程度の保険の知識がないと、いざという時に使い物にならない保険になってしまうかもしれません。
なので、保険料を節約するためにダイレクト保険に入るなら、自動車保険についてある程度学んでくださいね。
自動車保険について学ぶならこちらのサイトがおすすめです。
まとめ
軽自動車の保険料はたしかに安いです。
ただ、車両保険を外すとそこまで大きく変わりません。
「軽自動車に車両保険はいらないよ!」
という方は、軽自動車に乗り換えても保険料の恩恵は受けられないかもしれません。
あとは、自分の年令、等級、条件によって保険料が全然ちがってきます。
もし軽自動車に乗り換えを検討していたり、普通車とどっちにしようか迷っているなら、保険の一括見積もりをしてみるといいでしょう。
保険会社による、サービスの違いや保険料の違いもわかるので、便利ですよ。
もちろん無料で出来ますし、見積もりを取ったからと行って何処かに入らないといけないことはありません。
気軽に試してみてください。