N-BOX売れてますね~。
2011年に発売開始されて、2012年、2013年と2年連続で新車販売台数No1に輝きました。
2014年はタントに王座を奪われましたが、2015年上半期は再度王座に返り咲き。
そんなN-BOXの燃費を調べてみるとあまり良くないんですね・・・。
口コミを見ても「燃費が悪い・・・」という声が多い。
ではN-BOXの実燃費はどのくらいなのでしょうか?
また、なぜ燃費がイマイチなのにこんなに売れているのかを紐解いていこうと思います。
N-BOXの実燃費はリッター何キロ?
ホンダNボックスのカタログ燃費は20.6km/l~25.2km/lです。
でも、実際にはカタログ燃費通りには走りませんよね。
じゃぁ実際はどのくらいの燃費なのか気になりますよね。
グレードごとのカタログ燃費と実燃費を調査した結果はこちら↓
グレード | 駆動 | カタログ燃費 | 実燃費 |
---|---|---|---|
C | 2WD | 25.6km/l | 15.3~20.4km/l |
4WD | 23.6km/l | 14.1~18.8km/l | |
G | 2WD | 25.6km/l | 15.3~20.4km/l |
4WD | 23.6km/l | 14.1~18.8km/l | |
Gターボ | 2WD | 23.8km/l | 14.2~19.0km/l |
4WD | 21.4km/l | 12.8~17.1km/l | |
カスタムG | 2WD | 25.6km/l | 15.3~20.4km/l |
4WD | 23.6km/l | 14.1~18.8km/l | |
カスタムGターボ | 2WD | 22.0km/l | 13.2~17.6km/l |
4WD | 20.8km/l | 12.4~16.6km/l |
多くの人の燃費レポートを見てみましたが、10km/l~20km/lとかなり幅があります。
車の燃費は「道路状況」や「走り方」によってもかなり変わります。
ストップ&ゴーが多い街中や渋滞では燃費は悪くなり、通りの良い国道や高速道路だと燃費が伸びます。
街中では13~15km/lくらいになるでしょう。運転の仕方では10km/lを切ることもあるみたいですね。
高速道路だと20km/lに届くこともあるようです。
この数字を見てちょっと物足りなさを感じる方もいるでしょう。
最近の軽自動車はとても燃費が良くて、スズキのアルトは37.0km/l(JC08)です。
車体の大きさや重さが違うのでアルトと比べるのは可哀想ですね・・・。
では、同じスライドドア軽自動車と比較するとどうなんでしょうか?
ライバル車と比べるとどうなの?
Nボックスのライバルであるタント・スペーシア・デイズルークス・ウェイクと比較してみました。
平均実燃費は60~80%で算出しています。
車種 | 燃費 | 実燃費平均 |
---|---|---|
タント | 28.0km/l | 16.8~22.4km/l |
N-BOX | 25.6km/l | 15.4~20.4km/l |
スペーシア | 32.0km/l | 19.2~25.6km/l |
デイズルークス | 22.0km/l | 13.0~17.6km/l |
ウェイク | 25.4km/l | 15.2~20.3km/l |
こうしてライバルと比較してみるとかなり燃費がイマイチなのがわかると思います。
では、なぜN-BOXはこんなに燃費が悪いのか?
でもなぜここまで売れているのか?
これには大きな訳があったのです!
N-BOXの燃費が悪い訳とは?
N-BOXの燃費が悪い理由は、車重の重さと馬力の違いにあります。
こちらもライバル車と比較してみました。
車種 | 車重 | 馬力 | トルク |
---|---|---|---|
タント | 920kg | 52馬力 | 6.1kgm |
N-BOX | 950kg | 58馬力 | 6.6kgm |
スペーシア | 850kg | 52馬力 | 6.4kgm |
デイズルークス | 920kg | 52馬力 | 6.0kgm |
ウェイク | 990kg | 52馬力 | 6.1kgm |
表を診てもらうと分かるように、N-BOXはライバル車に比べて馬力とトルクが上回っています。
馬力とトルク、回転数の話は難しくて僕もあまり理解していないので割愛します。
要するにN-BOXは他の車に比べてパワーがあるってことです。
ただ、車重も重いのでパワーを実感できるかはわかりません。
N-BOXが他の車に比べて燃費が悪いのは、車重が重くパワーもあるからということになりますね。
以前ホンダディーラーに行ってN-BOXに試乗しに行った時に営業マンが
「N-BOXは他の車に比べてパワーが違います!!」
と力説していました。
だから僕は「じゃ、燃費はどうですか?」とイタズラに聞き返すと
「確かにその分燃費は悪くなっちゃいますね(・∀・)テヘペロ」
って言っていましたけどねw
実際に乗ってみたら、ライバル車に比べてパワーは実感しましたよ。
ちなみに今回の比較はターボ車を除いています。
ターボ車だと馬力は比較したすべての車が64馬力になるのでそこまでパワーの違いは感じないでしょう。
N-BOXのノンターボがパワーがあると言ってもほんのちょっとの差です。
レジャーや旅行にも使いたいなら迷わずターボを選びましょう。
ノンターボとのパワーの違いは段違いですよ!
N-BOXがこんなに売れているのは何故?
燃費が悪いのになんでこんなに売れているの?
と疑問に思ったので、調べてみました。
ま、最近の車選びは燃費重視になってきて、各メーカーも1㎞でも燃費を伸ばそうと必死なわけですが、実際に決め手になるのは燃費じゃないですよね(笑)
N-BOXが人気の理由は2つあります。
それは「広さ」と「かっこよさ」です。
まず、広さについてですが室内の広さがライバル車に比べて格段に広いです。
フィットなどと同様のセンタータンクレイアウトを採用しています。
燃料タンクを真ん中に持ってくることによって車内が広くなり、さらにフロア高が37cmと乗り降りもしやすくなっています。
また、ラゲッジスペースには床下収納も広く取っています。
これだけの広さに収納があるのは、子育て中の家族にとって嬉しいですよね。
広さといえば、後発のウェイクには負けてはいますが、ウェイクはアウトドア押しだし価格も高めですね。
次にかっこよさです。
デザインの好き嫌いは個人によって違うと思いますが、N-BOXは可愛さではなくかっこよさを売っている印象を受けます。
元ヤンキーをターゲットにしたという話もあり、ちょっとやんちゃしてた若者が結婚して子供ができたとに選ぶ車になるようにデザインしているようです。
かっこよさといえばN-BOXカスタムはかなり洗練されています。
外観だけではなく内装が軽自動車の域を超えてかなり上質なので、一度見てみる価値はありますよ!
あとは、N-BOXと一言で言っても派生車がたくさんあります。
N-BOXカスタム・N-BOX+・N-BOXスラッシュこれらの合計販売台数がNo1ということです。
タントは今はタントとタントカスタムのみですからね。
(以前はタントエグゼという車種もありましたが廃盤になっちゃいましたw)
というわけで、燃費が悪く立って他の部分でライバルよりも優れているのがN-BOXです。
とにかく一度乗ってみてほしい。
そしてライバル車と比較してみてください。
N-BOXを安く買いたいなら値引き相場のチェックも忘れずに!