とにかく車内の広い軽自動車が欲しい!そんな方の間で圧倒的な人気を誇っているのがホンダのN-BOXです。
近年では車内の広い軽自動車も次々と登場していますが、その中でもN-BOXの車内の広さは圧倒的です。
また、非常に使い勝手も良く、走行性能も高いことから、とても高い人気を誇っています。
そんなN-BOXですが、同じN-BOXにもいくつものグレード、そしてプラスという別モデルも存在しています。
そこで、ここでは主にN-BOXとプラスの違いをチェックし、比較してみたいと思います。
これからN-BOXの購入を検討している方、あるいはどの軽自動車が良いのかわからず困っているという方も参考にしてみてください。
目次
N-BOXでも車内の広さ、使い勝手は十分!クラス最大級の車内空間の広さ
まずはノーマルのN-BOXからチェックしてみましょう。
このモデルの最大の売りとなるのは、やはり車内空間の広さと、シートアレンジの多彩さ、そして大開口のスライドドアです。
これによって、これまでの軽自動車の常識を完全に覆してしまったと言っても過言ではありません。
シートを収納することによって、なんとフルサイズの自転車を立てたまま積載することも可能なのです。
また、両サイドに備えられたスライドドアは非常に広く、床もかなり低く設計されていますので、ベビーカーなども折りたたむことなくそのまま乗せることができてしまいます。
天井高さも1400mmですので、子供であれば普通に立って移動することができます。
大人も少し腰を落とせばそれほど無理をすることなく通りぬけることができてしまうほどです。
もちろん、シートアレンジによっては車中泊にだって対応していますので、実際にN-BOXでキャンプなどのアウトドアを楽しんでいるという方も少なくないほどです。
N-BOXの詳細はこちら。
→N-BOXってぶっちゃけどうなの?実際に乗っている人の生の声集めました
充実のカラーバリエーションと高級感抜群のエクステリア
軽トールワゴンというと、少し営業車っぽいイメージを抱いている方も多いかもしれません。
しかし、N-BOXの場合はエクステリア、インテリア両方の質感にもとことんこだわって設計されていますので、高級感も抜群です。
また、カラーバリエーションも豊富ですので、見た目でもあなたにぴったりなモデルを探すことができることでしょう。
このように、ノーマルでもかなり魅力的なN-BOXです。
それではいよいよN-BOXプラスとの違いを見ていきましょう。
N-BOXプラスはどんなモデルなの?
では、プラスになると具体的にどのような点が異なっているのでしょう?
出典:N-BOX+公式サイト
基本的なスペックはN-BOXと代わりありません。
しかし、N-BOX+は車内に大胆なアレンジを加えることによって、積載性をさらに向上させています。
大きな違いは次の5つです。
・荷室の床が斜めになっている
・荷室を広くとている(後部席が狭い)
・マルチボードで収納力UP
・フルフラットにして車中泊もらくらく
・車椅子仕様にできる
斜め床
まず、プラスでは荷室の床面に傾斜がつけられています。
出典:N-BOX+公式サイト
これによって、大きな荷物や重量のある荷物もかなり積み込みやすくなっています。
マルチボードで収納力UP
斜め床は嫌だよぉ!という方は、マルチボードを使えば平らにできます。
さらに、2段収納が可能なので、収納力が格段にUPするでしょう。
釣りやキャンプなど多くの荷物が必要になるアウトドアスポーツで大活躍するかもしれませんね!
出典:N-BOX+公式サイト
ベッドモードで車中泊もらくらく
車内をベッドスペースにすると大人が足を伸ばしても余裕なスペースが出来上がります。
アンダーボックスも装備されていますので、車内を寝室として使用する場合は、荷物をすべて床下に収納できます。
なので、フラットで寝心地がいいですよ。
出典:N-BOX+公式サイト
車椅子仕様にできる
さらに、オプションでアルミスローブの装着も可能となっていますので、組み合わせることによって、自転車や車椅子などを積み込むのも楽です。
後部席が床にスッキリと収納できるので車椅子が入るスペースが出来ます。
車椅子仕様は、あとからでも取り付けることができるので、急に両親の介護が必要になったときなどにも便利ですね!
出典:N-BOX+公式サイト
N-BOXプラスのデメリットとは?
ただ、N-BOXプラスならではのデメリットも少なくありません。
N-BOXシリーズは後部席シートが跳ね上げ可能となっているかわりに、スライドすることはできません。
そのため、取り付け位置が重要となるのですが、プラスではより荷室を広くするために、ややフロントよりにリアシートが設置されています。
これによって、リアシートの足元がやや狭くなっているという点です。
わずかな差ですが、後部座席に人を乗せる機会が多い方は、少し不便に感じられるかもしれません。
もちろん、窓も大きく、天井も高いことから圧迫感はありませんが、ノーマルと比較してしまうと、若干の狭さを感じてしまうでしょう。
また、荷室の構造がやや複雑になったことから、使い勝手は向上していますが、純粋な積載量については、ノーマルの方がやや有利です。
このように、それぞれにメリット、デメリットがありますので、あなたの用途に合わせてチョイスする必要があるでしょう。
荷物積載時の利便性を重視するならプラス、積載量を重視するのであればノーマルが良いかもしれません。
価格差はどのくらい?
では、N-BOXとN-BOX+の価格差はどのくらいあるのでしょうか?
価格差は、各グレードともN-BOX+のほうが7万円高くなっています。
また、マルチボードは標準装備でついていますが、アルミスロープなどは有料オプションになります。
まとめ。N-BOX+はこんな人に向いている
ズバリ・・・。荷室が広いほうが良い方です。
荷室の床が斜めになっているので、重い荷物を持ち上げること無く、引き寄せることが出来ます。
マルチボードを使えば、床は平らになりますし、2段収納ができるので、より多くの荷物を積むことが出来ます。
また、スロープを使えば、車椅子ごと乗ることができるので、介護にも役立つでしょう。
しかし、荷室が広くなっている分、後部席は若干狭くなります。
リアシートのスライドもできないので、後部席に大人が乗る事が多いのならN-BOXのほうがいいかもしれません。