自動車のバッテリーは本当に大事です。
うっかり忘れて交換しないでいるとある日突然バッテリーが上がり、エンジンがかからなくなってしまうことも。
そうなってしまう前にバッテリーの交換時期や価格の相場など、バッテリーについてきちんと知っておきましょう。
目次
軽自動車のバッテリー交換時期はいつ?交換目安は?
まず自動車のバッテリーの寿命自体は、どのように車に乗っているかによって大きく違ってきます。
小学生時代など、理科の実験でコイルを回して電気を起こすというのをやった記憶はないですか?
自動車のバッテリーの充電は、簡単にいえばあの実験のような仕組みで行っていて、走る機会が多ければ多いほど充電されることになるのです。
逆にほとんど車に乗らないと、どんどんバッテリーから電気が放出されてしまい、乗ってもいないのにバッテリーが上がってしまうことになります。
なので交換時期のベストタイミング、というのは一概にいつとは言い切れないのですが、製品自体の寿命としては3年~5年と記載されていることが多いです。
この年数のあいだに交換しておけば、バッテリー上がりで困ることはまずありません。
ただ実際のところ5年を過ぎたからといってダメになる製品は少なく、平気で7年、10年同じバッテリーのままでいる方も多いようですね。
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バッテリー交換のサイン
そしてバッテリーの交換目安となる、症状。
いちばん多いのが頻繁に乗っているのにエンジンがかかりにくくなる、というもの。
「キュルキュル」という音とともにエンジンがかかりにくくなってきたらバッテリーがそろそろ寿命である、という目安です。
ほかにも
- パワーウィンドウの動きが遅くなる
- ヘッドライトが暗くなる
といった症状が運転しているなかで感じる変化。
そしてバッテリーの見た目自体の変化も以下のようになります。
- バッテリー自体が膨らんでくる
- バッテリー液の減りが早くなる
- バッテリーが湿っている
- 端子あたりに粉がふく
といった変化も交換目安となります。
エンジンがかかりにくくなってパワーウィンドウの動きも遅い、ということを感じたのであれば一度ボンネットを開けてバッテリー本体をチェックしてみましょう。
そろそろ危ないかな?
と思ったら整備工場やディーラーで見てもらいましょう。
自分でやる方法もありますが、車に詳しくないなら詳しい人に任せたほうが得策です。
バッテリー交換の価格相場は?
では寿命がきてしまったバッテリーを交換する場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。
オートバックスのような、オートショップやガソリンスタンドで交換してもらうなら、相場は工賃込みで1万円程度。
バッテリー自体の値段によってもかわり、安いバッテリーを選ぶと5千円ほどで交換できることもあります。
ただ安いバッテリーだと放電しやすく、頻繁に乗らない場合には向かないといったこともありますので、きちんと知識を持った人の意見を聞きつつ選ぶようにしましょう。
最悪の場合、格安バッテリーのせいで他にも交渉が生じて修理費が数万円かかってしまう・・・なんてこともあるので。
ちょっと高くても安心できる方がいいなら
バッテリーの種類で価格がかわってきます。
ちょっと高くても安心できる方がいいなら、純正バッテリーを選びましょう。
ディーラーにお願いすれば済む話です。
具体的な価格例を出すなら
N-BOXの純正バッテリーは1万円くらいで売られています。
それに工賃が500~1,000円ほどかかるので、多くても11,000円くらいですね。
もっと安くしたいならカー用品店で
うーん、1万超え高いな。
と考えるなら、純正ではないバッテリーを選びましょう。
純正じゃないなら5,000円くらいで売られています。
オートバックスやイエローハットなどの車用品店に行けばたくさん売っています。
店員さんに車種を言えばおすすめのバッテリーを持ってきてくれるでしょう。
工賃さえ払えば、その場で交換もしてくれますよ。工賃込みで5~8000円ですみます。
ネットで買って整備工場へ持ち込む場合
更に安くしたいなら、ネットで激安バッテリーを購入してディーラーや整備工場、ガソリンスタンドへ持ち込むこともできます。
ただ、あまりおすすめしません。
持込の場合はディーラーであっても整備工場であっても工賃がちょっと割高になることが多いです。
持ち込みするくらいなら自分で交換したほうが格安でできるでしょう。
自治番安く交換するなら自分でやること!
工賃の1,000円、バッテリーの差額の1,000円さえも節約したいなら、自分で交換するのが良いでしょう。
道具も軍手と10ミリスパナがあればでき、端子をつなぐ順番さえ間違わなければ素人でも問題なくできるのです。ざっくりとした流れを簡単に紹介します。
自分でバッテリー交換をする方法
- 車のエンジンを切って、キーを抜いておく
- バッテリー自体を固定している金具を外す
- バッテリーのマイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- 古いバッテリーを取り出し、新しいバッテリーを設置
- バッテリーの固定金具をつける
- プラス端子を付ける
- マイナス端子を付ける
簡単ではありますが、手順はこのようになります。
気を付けなければいけないのは端子をつなぐ順番。
マイナス、プラスとはずし、つけるときはプラス、マイナスとつけていきます。
この順番をとにかく守っておけば、失敗することはありません。
プラスの端子にはほとんどの場合赤いカバーがつけられているので、必ずチェックしてから作業を行うようにしましょう。
また端子の取り外しをする際、スパナの反対側が逆の端子に接触しないようにしてください。
もし接触してしまうと感電するおそれがあります。
わかりやすく動画で
ハイブリッド車は交換できません
またハイブリッド車や電気自動車は自分でバッテリー交換を行うことはできません。
構造が複雑すぎるうえ、高圧電流も使っているので命を落とす可能性すらあります。あくまでガソリン車だけに通用する方法です。
意外と簡単にできる、という印象ですがセルフ交換は古いバッテリーの廃棄方法が面倒なうえ、車種によってオーディオなどの再設定が必要なこともあります。
さらにエンジンがかからなくなってしまう原因は、バッテリーだけではないのだとか。
そのためエンジンがかからないからといって安易にバッテリーのせいだと思い込まず、まずは修理工場などで車を見てもらいましょう。
まとめ
バッテリーの交換時期は、年数や走行距離ではなく、バッテリーの状況を見ながら判断しましょう。
うちも先日交換したばっかりなんです。
子どもがルームランプをつけて消し忘れることがあるのですが、夜から朝の間だけでバッテリー切れを3回ほどしました。
また、電動スライドドアの開閉がゆっくりになった気もしました。
バッテリー交換の際に「そろそろ替えどきですよ」なんて言われて1万円の出費はきつかったのですが、そのままディーラーでお願いしました。
自分でやろうとも思ったのですが、何かあったら怖いのでプロに任せたほうが安心かなと。
そんなに難しいことはないようなので、車が好きな方は自分で交換にチャレンジしても良いと思いますよ。