燃費の良いスペーシアで車中泊ができたらいいなと思いませんか?
実はスペーシアは車中泊向きの車なんです。
発売されてから口コミやSNSなどでリサーチを重ねてきました。
今回はスペーシアで車中泊する際の、グレードの選び方からシートアレンジの方法をご案内します。
そして、おすすめの快適車中泊グッズも紹介します。
目次
フルフラットはできる?車中泊に適したグレードを選ぼう
スペーシアで車中泊をするには、まずはグレード選びから始めましょう。
車中泊に適しているグレードは、スペーシアだとX、スペーシアカスタムであれば全車です。
なぜなら、スペーシアで車中泊をするにはフルフラットにする必要があるから。
運転席のシートリフターが付いているグレードを選んだ方が、段差が軽減されよりフラットに近づきます。
また、同グレードは後部座席のロールカーテンも標準装備。
日よけや周囲からの目隠しにもなるので、車中泊にはプライバシー保護になり安心です。
シートアレンジは4種類
まずは、こちらの表をご覧ください。
奥行き | 152~198cm |
---|---|
横幅 | 90~113cm |
高さ | 110~115cm |
スペーシアのシートアレンジでできる、スペースサイズです。
そして、スペーシアには4種類のシートアレンジがあります。
それぞれの特徴と、何人まで車中泊できるのかを紹介していきます。
助手席と後部座席の前倒し+荷室(1人車中泊用)
縦長のスペースを確保した、1人用のシートアレンジ。
助手席を倒し、後部座席と荷室を繋げます。
奥行きは198cmあるので、足を伸ばして寝られます。
シートの傾斜が気になりますが、マットを使えば解消できますよ。
1人で行くには最適なシートアレンジです。
就寝時には荷物を運転席側に置けるので、寝る場所をしっかり確保できます。
また、サーフボードやスノーボードなど、長いものを積んでも安心。
ルーフに積むより大幅に手間が省けます。
後部座席の前倒し+荷室(1人車中泊用)
後部座席を前に倒し、荷室とつなげて広々としたフラットな空間ができます。
ヘッドレストを外すだけなので、時間がかからず準備が楽!
奥行きは152cmなので足を伸ばして寝るのは厳しいですが、斜めに寝れば178cmまで広がります。
助手席を倒せば、さらに奥行きが広がり足をのばせます。
ただ、倒した助手席が若干斜めなのと、荷室と後部座席の段差が5cm程あるんですよね。
でも、マットなどで段差対策をすれば、寝ることは可能ですよ。
前席のリクライニング+後部座席(2人車中泊用)
前席をリクライニングし後席に付けると、奥行きが約180cmもある空間に。
横幅も110cmあるので、2人で眠れる広さです。
前席と後部座席の下に荷物が置けるのも有り難い。
洗濯物など不要なものは、後席下に入れてしまえばスッキリします。
段差はありますが、運転席シートリフターが付いていれば、少し軽減されます。
さらに専用のマットがあれば快適でしょう。
小さいお子さんとも一緒に寝られますよ。
背もたれがあるので、車内でのんびりとした時間を過ごすのも楽しそうですね。
スペーシアで車中泊をするなら大本命のシートアレンジです。
前席と後部座席リクライニング+荷室(2人車中泊用)
全体的にシートを前に移動し、助手席と運転席をリクライニングします。
そして、後部座席のヘッドレストを外しリクライニングで倒せば、198cmもの空間になります。
こちらも運転席のシートリフターがあれば、フルフラットに近づくでしょう。
しかし、リクライニングのストッパーを切断するという改造が必要なので、上級者向けです。
また、倒した後部座席の背もたれの下に荷物用のコンテナなどで支えを作る必要があり、手間がかかります。
しかし、居住性が向上するからと、けっこうやっている人はいるみたいです。
やるなら家族の了承は得ましょうね。
スペーシアで快適に車中泊するための2つのキット
スペーシアで車中泊の快適性をアップさせるためには、段差とプライバシーがカギとなります。
その問題を解決するには、このアイテムがおすすめ。
専用マットで段差を解消
どのシートアレンジにしても、段差や隙間をなくせません。
スペーシアで快適に車中泊をするために、段差対策のマットは必須です!
まずは、段差を解消するための純正マット。
リラックスクッション(1セット) 34,560円
出典:スペーシア公式サイト
純正品なので、サイズや品質は間違いありません。
ただ、価格が高いのがネックです・・・
くるマット 16,300円
出典:Amazon
こちらは社外品のスペーシア専用マット。
純正品ではありませんが、スペーシア専用に作られているのでサイズはピッタリです。
価格も純正品の1/4と、この差は大きいですよね。
ただし、全ての凹凸をカバーするわけではないので、上にキャンプマットや布団などを敷いた方がいいでしょう。
プライバシーは遮光カーテンで確保
出典:Amazon
そしてもう1つの大事なアイテムは遮光カーテン。
プライバシーを守り、睡眠時や着替えなどにも重宝します。
断熱効果もあり、収納時にも幅を取らないのでおすすめです。
ただし繰り返し使用していると吸盤が弱ってくるので、強力なものと交換すると良いですよ。
その他に、金属部分に磁石で付けるマグネットカーテンもあります。
あると便利なアイテム収納バック
出典:Amazon
荷室にパっと広げて収納スペースを作れる優れモノ。
使わない時は、折りたたんで車内に置けます。
横幅が約60cmで、スペーシアの荷室は90cm。
ピッタリとはいきませんが、しっかりとした造りなので、荷物の揺れも少ないでしょう。
また、サイドに持ち手が付いているので、シートアレンジの時に移動できるメリットもあります。
荷室は狭いので、収納方法を工夫して空間をうまく使うことが重要です。
ただし、収納バックは大きすぎるものもあるので、サイズ選びが重要です。
スペーシアで車中泊の注意点
事前にマットやカーテンを購入したら、本番前に1度試してみることをおすすめします。
足りないものがないか、どのくらい快適なのか、自分自身で判断してみましょう。
モチベーションもグッと上がりますよ。
子どもと一緒に練習しておけば、当日スムーズに車中泊ができます。
スペーシアで車中泊のまとめ
車中泊が可能なスペーシアのシートアレンジは4種類。
使う状況に合わせて選べますし、様々な便利グッズがあります。
燃費も良いですし、遠出するのが楽しみになります。
事前準備は必ずしましょうね。
「うっかり忘れた」ということも旅の醍醐味の1つですが、この記事を読んでしっかり予習してください。
あなたのアイデアでスペーシアの車中泊はもっと面白くなりますよ!