スズキの軽自動車といえば、みんなの人気者「ワゴンR」ですよね。
マイルドハイブリット搭載モデルも登場し、ますます目が離せないワゴンR。
「新型ワゴンR欲しいけど、売れている車だし、値引きなんて期待できなそう」
なんて思っていませんか?
確かに、ワゴンRほど人気があれば、値引きが渋いのは事実。
でも、はじめから諦めるのはもったいないですよ!
実は、購入時期や交渉次第で「値引き額」は変わるんです。
新車は高い買い物です。できるだけ安く購入できれば嬉しいですよね。
今回は、新型ワゴンRの値引き相場から値引き限界値を引き出すポイントを紹介。
目次
ワゴンRのグレード別乗り出し価格
ワゴンRのグレードは全部で5つ。
それぞれの車両本体価格・オプション・諸費用を加えた「乗り出し価格」をまとめました。
乗り出し価格を把握して、値引き交渉に備えましょう。
※オプションには、ドアバイザー・マット・スタンダードナビを加えて算出。
グレード | 駆動方式・ミッション | エコカー減税 | 車両本体価格 | 乗り出し価格 |
HYBRID FXリミテッド | 2WD・CVT | 減税 | 131.2万円 | 159.3万円 |
4WD・CVT | 減税 | 142.9万円 | 171.2万円 | |
HYBRID FZリミテッド | 2WD・CVT | 減税 | 142.5万円 | 170.7万円 |
4WD・CVT | 減税 | 154.3万円 | 182.5万円 | |
FA | 2WD・5MT | 減税 | 107.8万円 | 136万円 |
2WD・CVT | 減税 | 107.8万円 | 136万円 | |
4WD・5MT | 119.9万円 | 148.1万円 | ||
4WD・CVT | 減税 | 120.2万円 | 148.4万円 | |
HYBRID FX | 2WD・CVT | 減税 | 117.7万円 | 145.9万円 |
4WD・CVT | 減税 | 129.8万円 | 158万円 | |
HYBRID FZ | 2WD・CVT | 減税 | 135万円 | 163.2万円 |
4WD・CVT | 減税 | 147万円 | 175.2万円 |
ワゴンRの値引き相場
それでは、ワゴンRの平均値引き額を見ていきましょう。
車の購入に不慣れな方は、値引き感が分からず緊張してしまうはず。
そんな場合は、だいたいの値引き相場を目標額にすればOKです。
目標値引き額はいくら?
実際にワゴンRを購入したユーザーの口コミをまとめると、値引き幅は5~20万円。
最も多かった値引き額は10~15万円。
したがって、このあたりを目標にすれば、値引き交渉もスムーズに進むはずです。
値引き限界値っていくら?
口コミ情報から見ると、ワゴンRの最高値引き額は20万円。
新車購入で20万円以上の値引きは「大成功」と言えます。
ワゴンRの限界値も20万円くらいと考え、それ以上は粘らないのが賢明でしょう。
では、どうすれば満足いく値引きを受けられるのか?気になりますよね。
具体的な値引き交渉術を紹介します。
値引き限界値を引き出す6つのポイント
新車を安く手に入れるためには、営業マンとの交渉が必要不可欠。
購入時期などのポイントも押さえながら、買い手に有利な交渉をはじめましょう。
値引きしてもらいやすい時期を知る
値引き額がアップする時期は、ずばり!決算期の3月と9月です。
中でも、最も値引きを期待できるのが、企業の業績と深く関係する3月の年度末。
ビジネス界にとっての一年の締めくくりである3月は、ディーラーの大半が決算期。
ディーラーとしては、課されたノルマを決算に間に合うように達成したいわけです。
つまり、無理な値引きをしてでも車を販売したいのが、決算期のディーラーの本音。
逆に、黙っていても車が売れるボーナス時期や年始などは大きな値引きを期待できません。
また、購入時期が決算に間に合うように、余裕を持って交渉を開始するようにしましょう。
ポイント
- ディーラーが車を売りたい時期を狙う
- 黙っていても車の売れる時期は避ける
値引き交渉にはじっくり時間をかける
ディーラーの営業マンは、車を売るプロとして様々なお客様を相手にします。
「このお客様にはサービスしたい!」
と、営業マンに思わせることが、交渉の第一歩。
まずは、顔を覚えてもらうべく試乗にでかけたり、軽い相談からスタート。
その日は値引きの話はせずに、帰るときに名刺をもらって次回に備えます。
そこから少しずつコミュニケーションを図りながら、営業担当と良好な関係性を築きます。
その結果、おのずと値引きしてもらいやすい環境が整うのです。
また「めんどくさいお客」と思われないように、適度な距離感を心がけるのも重要です。
ポイント
- 営業担当と仲良くなる
- 用事が済んだら素早く帰る
他社から相見積もりをもらう
経営資本の異なるディーラー同士を競合させるのも、値引きには有効。
したがって、複数の見積もりを用意するのが、値引き交渉の重要ポイントになります。
最低でも2社から見積もりをもらうようにしましょう。
肝心の競合させるディーラーの見分け方ですが・・・
スズキの場合なら「ズキアリーナ店」と「スズキ販売店」があります。
このように異なった会社名なので、インターネットで検索すると簡単にわかりますよ。
また、スズキ同士に限らず、他に検討しているライバル車と競合させるのもアリ。
ワゴンR一筋!であっても、値引き交渉のカードとして見積もりをもらうのが得策。
ワゴンRのライバル車であるダイハツ・ムーヴやホンダ・N-WGNあたりがおすすめです。
ポイント
- 経営資本の異なるディーラー同士を競合させる
- ライバル車と競合させる
オプションを付けて値引きしてもらう
当然ですが、オプションを付けると、それだけ支払い総額は高くなります。
ディーラーからすれば利益が増えるので、値引き交渉のチャンスなんです。
「本体価格の値引きが難しいなら、せめてオプションをサービスしてください!」
こんな風に話を進めると、すんなりサービスしてくれる事があります。
なぜなら、オプションによっては、ディーラーの融通が利くためです。
在庫対応や工賃サービスなどで、コストが抑えられる場合は値引き対応しやすいんですよ。
ポイント
- 本体価格の値引きが見込めない場合は、オプションを値引きしてもらう
下取り車に高値を付けてもらう
新しく車を買い替える際、多くの方が旧車を下取りに出すと思います。
が!この下取りこそが曲者で、値引き交渉時の大きな落とし穴なんです。
「できるだけ値引きしたくない」これがディーラーの本音ですよね?
そこで、いかにも値引きしたと見せかけて、下取り車で帳尻を合わせようとします。
だから、ディーラーの下取り価格は安い傾向にあるんです。
「下取り車と合わせて、トータルで○○円値引きします」なんて言われたら、特に要注意!
車両値引き額と下取り車の査定額は、決してごっちゃにせず明確に分けて確認します。
また、愛車の下取り価格の相場を把握しておくこともお忘れなく!
簡単にインターネットで無料一括査定に出せるので、事前に準備しておくのがベター。
相場を知っているだけでも、有利に交渉を進められます。
ポイント
- 事前に愛車の下取り査定をする
- 買取価格以上の下取りをディーラーと交渉する
最後の一押しはこの言葉
値引き交渉も終盤にさしかかったところで・・・
「○○円なら、今日決めます」と、営業担当に言ってみましょう。
営業マンにとって、長時間接客した相手を逃がすことは一番つらいこと。
購入の意思が確認できたら、多少利益が少なくなっても販売したいんですね。
反対に「今日決める」と宣言しても、値引きを渋る場合は他の店舗を探した方が賢明。
値引き交渉の最後の切り札として、ぜひ使ってみてください。
ポイント
- 営業マンに購入意思をはっきり伝える
展示車やキャンセル車を狙う
ワゴンRをとにかく安く購入したい方!
いずれは未使用車としてオークション出品される展示車やキャンセル車を狙ってみましょう。
オーダーで新車を購入するより、安く買える可能性大!
もちろん、すでに車はできあがっているので、色やグレードは選べません。
「ワゴンRならなんでもOK!」「予算的にどう頑張っても新車は無理」
そんな場合は、大いに検討の価値ありますよ。
まとめ
ワゴンRの値引き相場は10~15万円、値引き限界値は20万円です。
スムーズな値引き交渉と、満足いく値引き額を引き出すためのポイントは以下の6つ。
- ディーラーの決算期を狙う
- 値引き交渉に時間をかける
- 下取りの査定額に注意する
- 他社の相見積もりを用意する
- オプション値引きしてもらう
- 最後の一言は「今日、決めます」
人気の衰えを知らないワゴンRの値引き交渉は、はっきり言って難易度高め。
しかし、購入時期や営業マンとの関係性によっては、相場よりも安く購入できます。
値引き交渉には様々なコツがありますが、最終的な決め手は人間力。
お互いが気持ちよく取引できるように心掛けて交渉に挑んでくださいね。