タントをなるべく安く買いたい。でも・・・
「何度も交渉に行けない」
「値引きレポート通りにやって、失敗した」
って方もいますよね。
事前準備と少しのコツを抑えれば、お店から値引きされるお客になれます。
フルモデルチェンジが秋に噂されているタントであれば、なおさらです。
現在の値引き相場と、納期を見てみましょう。
【タントの値引き相場 2019】
・車両本体:20万円(2017.1〜2019.4は値引限界17万円)
・オプション:10〜20%(3〜5万円)
・納期 : 1〜2ヶ月
過去最高に、値引きが拡大していますね。
現行型を買うなら今です。
それでは、どうやって準備→交渉をしていけば最大値引きが引き出せるのかを見ていきましょう。
目次
【準備】値引きに差がつくポイント
値引きの成功、それは事前の準備にかかっています。
スキマ時間を使って4ステップの準備にチャレンジしましょう。
無料の一括下取り査定は、やった人が得をする
まずは今乗っている車の、下取り最高価格を知ること。
「大幅値引きをしてくれた」と思っても、実は損する人も多いんです。
どういうことかというと、下取り価格を安くしてその分を値引きに上乗せするのです。
下取り予定の車があれば、前もって自分で査定しましょう。
【ズバット車一括査定】高い査定額が1回で出る大手サイト
〈車種名、年式、走行距離〉から0円で査定。
【ハイシャル】値段がつかないなら、廃車買取専門店
走行距離10万km以上でも0円以上の買取保証付き
査定後の電話営業がありますが、売るつもりが無くなったら「買取は決まった」と伝えると、それ以上は鳴らないですよ。
値引き交渉するより簡単で金額も大きいので、一括査定はやってみてください。
\下取りより50万円も高くなった方も!/
タントの競合車は、リアルに勝負させよう
「他の車に迷っているフリ」ではなく、本当に欲しい車をもう1つ見つけましょう。
値引きに失敗する人
・「次に買うのは絶対タント」と決めて競合車の見積もりだけ取る
・他人の値引きレポートやネットの値引き相場をとりあえず伝える
「お客を逃すかもしれない」という緊張感が、大幅な値引き額につながります。
競合車として有力なN-BOXやスペーシア、タントの魅力を知れば、自然に競合上手になります。
それでは、ライバル車4台を見ていきましょう。
【タント】燃費抜群、ミラクルオープンドアも魅力
引用:公式HP
【N-BOX】軽で人気No.1、パワー、広さ、先進安全装置
引用:公式HP
【スペーシア】軽で人気No.2、外観のこだわり、快適装備
引用:公式HP
【正規ディーラーvs隣県の正規ディーラー】
隣県まで行ける方は[タントvsタント]で勝負できます。
県内の正規ディーラーは同じ会社が運営しているので競合NGです。
【正規ディーラーvs近所のサブディーラー】
タントの新車をサブディーラーで買う事もできます。
値引きにメーカー規制がなく、今後のメンテナンスなど見込めるお客なら値引限界+1万円程(軽)になる可能性もあります。
ただし、サブは正規から車を仕入れるので情報は筒抜けです。
正規とウマが合わない時は、サブディーラーに「正規より安くならないか相談する」という形で考えましょう。
値引きに成功する人
・タントは良いけど他の車もいいな〜っと揺れてる
・タントは良いけど1番安いお店で買お〜っと揺れてる
・「いい車が見つかれば速攻チェンジ♪」とゆとりがある
そんな方は、交渉が苦手でもお店がほっとけません。
欲しいグレードやオプション、予算を決める。
欲しい車を決めたら、カスタムなのかETCを付けるかなど、オプションまで具体的に検討しましょう。
タントのナビはもともと会社の利益率が高く、値引きしてもらいやすいですよ。
また、支払総額の予算・支払い方法を家族と相談しておくと購入時の決断が的確にできます。
決算セールよりお得なのはいつ?
「週末の2日で決める」が、時期に関わらず1番最強です。
(平日お休みの方は、お休みの2連日)
短期決戦の本気が、値引き額を出します。
「少しでもお得な時期を狙いたい」なら次のタイミングが良いでしょう。
【オーダーストップ直前】
早めに営業マンに相談し、現行型のオーダーストップが分かりしだい連絡をもらえれば、在庫一掃セールで安く買えるかもしれません。
ただ、いつモデルチェンジするか直前までわからないのが難点です。
販売終了までのわずかな間に交渉できればラッキーですね。
【セール時期】
時期 | セール | 値引き |
---|---|---|
1月後半~3月末 | 年度末決算セール | +3万円 |
6月~7月末 | 夏のボーナス商戦 | +1万円 |
8月盆明~9月末 | 中間決算セール | +2万円 |
11月~12月末 | 秋・年末商戦 | +1万円 |
タントのモデルチェンジは11月に噂されていて、お盆休み後の週末〜9月20日頃の週末は「現行モデルの買い時」と言えるでしょう。
ですがこの時期はお客が溢れ、大きな値引き相談は通りにくい傾向もあります。
コツは1日目を比較的お客の少ないタイミングに設定し、じっくり車の話をしておくことです。
すると他の客に埋もれることなく2日目は「あとは値段だけ」と速攻で話が進み、要望が通りやすくなります。
好ましい訪問日 | |
---|---|
交渉1日目 | お店が落ち着いて話ができる時(平日がベター) |
交渉2日目 | お店が売る気モードの週末(毎月15~25日頃/第3週の土日) |
できる範囲で交渉する2日間を近づけて、さっそく日取りを決めましょう。
【訪問1日目】最重要ランクの顧客になる
いったん値引きの話は忘れて、まずは車の良さを遠慮なく体感しましょう。
タントと競合車、どちらも同じようにやります。
1日目
・展示車を見学し良さを知る(値引きの話はしない)
・試乗を楽しむ(値引きの話は忘れる)
・見積をもらう(買う期日をハッキリ伝える)
・下取りの査定をもらう(一括査定は内緒)
まだ1日目は予算は伝えないこと。
と言っておきましょう。
「ディーラー下取りはしない」とも断言しないでください。
※契約成立まで
下取りの有無で、値引き額に差が出る事も多いので、このように伝えておくといいですよ。
セールスマンとの出会い方[若手vsベテラン]
若手店員は「値引きしても販売台数上げたい」と上司にお願いしてくれる事もあります。
ベテラン店員は、接客に安心感や提案力があり、迅速に値引きが実現できるかもしれません。
若手かベテランかというより「話しやすく波長の合う店員」がオススメです。
いよいよ車を見せてもらいましょう。
このように、第2希望ならダメかな・・からスタートする方が、後で営業マンも燃えます。
そして、【タントの良さを確認する】⇔【競合車の良さをつぶやく】を繰り返しましょう。
ポイントは、イイなと思ったことは遠慮せずどんどん見せてもらう事。
やる気のある営業マンにとって「試乗などでお客に良い発見があった」ことは小さな成功体験。
それを楽しんでくれる人は、大好きなんです。
「本当にこの車を買いたいか」満足できる所まで確かめましょう。
いつもお客に「ありがとうございます」ばかり言っている販売の担当者に、素直にお礼も伝えてください♪
値引きを本気にさせる、究極の一言
「買うか、明日必ず決めます。」
これが言えたら、大勢いるお客の中で「超」重要人物になります。
明日が無理でもハッキリした期日を伝えれば、重要人物になれます。
そう言って見積をもらいましょう。
(ここで予算は言いません。次までに検討と伝えましょう)
帰宅後の電話は、値引きのチャンス
もらった見積は、相場に近い金額でしたか?
冒頭ではタントの限界値引き額が20万円と紹介しましたが、お店によって方針も様々です。
利益が出にくい軽自動車で、1日で10万円値引き出来たら合格!とも言えます。
集めた見積を照らし合わせながら、納得行く価格か再検討しましょう。
もちろん、ここから値引き最高額を狙っていきますよ。
お店から電話がかかってきたら、さらなる値引きのチャンスです。
タントと競合車どちらにも、次の事を伝えましょう。
ポイント
・期日をもう一度強調
・競合車の方が、今回は値引きが良かった
・本当はタントを買いたいが、期日までじっくり考え検討する
営業マンは「見積を見直したい」と思うはずなので、最終交渉日を約束しましょう。
万が一電話がなかったら、コチラから掛けましょう。
明日には決めたいのですが。N-BOXがかなり好条件を出して、妻が気に入ってます。もうひと踏ん張りお願いできませんか?
そして「いくらだったらタントを買うか」次の訪問までに、もう一度考えておきましょう。
【訪問2日目】印鑑を持って値引き大幅アップ
いよいよ最終決戦です。
印鑑をさりげなく出して「今日決める気できました。」とスタートしましょう。
希望金額の伝え方
ポイントは、営業マンを信頼して遠慮なく伝えること。
値引き希望額より、もっと大きい金額から徐々に近づけます。
「◯◯万円(値引き限界額+10万円)は?」
「そっか〜、じゃあ◯◯万円(値引き限界額+2万円)は?」
どうしても決めたい金額には、競合車の名前も使ってお願いしてみましょう。
「限界です」と言われたら、最後の交渉がスタート
おめでとうございます。
「これ以上は、限界です」と言われたら、交渉が順調に進んだ証です。
このセールスマンが独自で決めれる値引き額に達したので、「上司に追加値引きをお願いする武器がほしい」と言っているのです。
「◯◯なら今買います」という言葉で、オプション値引きや無料サービスをお願いしてみましょう。
契約に満足できなかったら
帰りましょう。
買わない決断も次に繋がります。
もう一度タントにチャレンジしたい人は、少し時間をおいてまたお店をのぞいてみましょう。
ここまで短期間でベストを尽くしたからこそ「何度も交渉して値下げがうまくいった」という長期決戦に自然とうつります。
グレードごとの乗り出し価格
タントはカスタムも合わせて6つのグレードがあります。
それぞれの車両本体価格と、オプションと諸費用を加えた総額をまとめました。
大体どのくらいの予算になるのか知っておくと交渉にも役立つかもしれません。
グレード | 駆動 | 車両本体価格 | 乗り出し価格 |
---|---|---|---|
L | 2WD | 122万円 | 172万円 |
4WD | 135万円 | 185万円 | |
X | 2WD | 135万円 | 185万円 |
4WD | 148万円 | 198万円 | |
Xターボ | 2WD | 150万円 | 200万円 |
4WD | 162万円 | 212万円 | |
G | 2WD | 153万円 | 203万円 |
4WD | 165万円 | 215万円 | |
カスタムX | 2WD | 152万円 | 202万円 |
4WD | 165万円 | 215万円 | |
カスタムRS | 2WD | 170万円 | 220万円 |
4WD | 183万円 | 233万円 |
少し良いグレードを選ぶとなると200万円は見ておいたほうがいいですね。
この価格から、下取り車と値引き金額が引かれます。
もし、愛車が50万円で売れ、値引きが15万円出来たら・・・。
65万円引きの135万円程度で買い換えることができます。
愛車を高く売り、しっかりと値引きを行えばかなりお得に買い換えられますね。
タント値引きのまとめ
「営業マンが良くしてくれるから、わざわざ遠くで車を買う」という人もいますね。
セールス担当者はその後も関係が続く、カーライフのパートナーです。
そんなパートナーとの最初の関係が、この値引きの過程でミッチリ築かれています。
車、店員、お店をよく知り納得して買うための「値引きは文化」です。
ぜひタントの値引きに挑戦して、豊かなカーライフを手に入れてください。