キャストが気になる!買おうと思っているんだけど・・・
サイズってどんな感じなんだろう?立体駐車場には入るかな?
そんなサイズ感に悩んでいる方のために、キャストの大きさについて詳しく調べてみました。
全部で3タイプあるキャスト、その内ひとつだけサイズが異なります。
買ってから「よく使う立体駐車場に入らなかった!」なんてミス、ぜったいに避けたいですよね。
もちろん、気になるライバル車についても調べてあるので、ぜひ比較検討してみてください。
目次
キャストのサイズはどのくらい?
キャストには3タイプあり、少しサイズが異なります。
下記一覧表で確認してみましょう。
3つあるモデルに違いはあるの?車体寸法と室内サイズ
全長 | 3395 | 室内長 | 2005 | |
全幅 | 1475 | 室内幅 | 1320 | |
全高 | スタイル、スポーツ | 1600 | 室内高 | 1245 |
アクティバ | 1630 |
単位:mm
あまり大差はなく、アクティバだけ全高が30ミリ高いんですね。
これは、アクティバがSUVライクのモデルだからです。
しかしながら、数字だけ見ていても、いまいちピンと来ない方も多いはず。
それでは、それぞれどんな特色があるのか?詳しく見ていきましょう。
- スタイル
出展元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast/index.htm
「流行にとらわれず、上質でスタイリッシュなデザインを求める人にピッタリ」
と、ダイハツがアピールしているのが、このモデルです。
画像のように、横から見たときの流れるようなフォルムが、なんとも美しいですね。
飽きの来ないスタイリッシュなデザインは、若いママにも人気です。
車に求めるものは十人十色ですが、長く乗ることを考えれば、断然おすすめしたい「スタイル」。
- アクティバ
出展元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast/index.htm
続いては、「遊び心にあふれたクルマ」がテーマのアクティバ。
SUVのエッセンスが感じられる、実用的モデルといったところでしょうか。
少し背の高いデザインのアクティバなら、アウトドアでも大活躍してくれるはず。
- スポーツ
出展元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast/index.htm
軽快な走りを叶えてくれるスポーツは、ドライブが趣味の方にピッタリのモデル。
画像を見ているだけでも、ワクワクするデザインですよね。
さらには、キャストシリーズで唯一16インチアルミホイールを装備(※2WDに限る。他モデルは15インチ)。
いかがでしょうか?
3つのモデル、それぞれに違った個性があり、どれも魅力的で悩んでしまいますね。
軽自動車の定義
みなさん、軽自動車って本体価格だけが安いと考えていませんか?
もちろん、本体価格もリーズナブルですが・・・特筆すべきは維持費なんです。
特に税金関係。普通自動車と軽自動車では税額の差が大きいんですよ。
そこで気になるのが、そもそもの軽自動車の定義ですよね。
実は、軽自動車はサイズの上限が、下記のように決められています。
全長 | 3400 |
全幅 | 1480 |
全高 | 2000 |
単位:mm
いまいちど、冒頭にあるキャストのサイズを確認してみてください。
どうでしょう?
キャストはこの軽自動車の規定サイズを超えないように、しかしギリギリまで大きく作られているんです!
なんとその差5ミリ!という、超ギリギリな部分さえあります。
ダイハツの並々ならぬ努力と、匠の技を感じますね。
室内サイズに違いはあるの?
先ほどの一覧の通り、室内サイズにモデル間の違いはありません。
そこで、気になるのがキャストのベース車であるムーヴの存在。
ムーヴのサイズはどうなっているのか?調べてみました。
室内長 | 2080 |
室内幅 | 1320 |
室内高 | 1280 |
単位:mm
室内幅以外はキャストの方が少し狭くなっています。
これは、ダイハツが「上質感を叶えられるクルマ」をモットーに、キャストをデザインしたためです。
つまり「気持ちよく乗りたい!」「高級感のあるクルマがいい!」
というユーザーの声を実現したワガママ仕様、それがキャストなんです!
通勤をはじめ、小さな子どもの送迎など毎日使う車だからこそ、気持ちよく快適に走りたいですよね。
ライバル車とサイズを比較
小回りが利いて、ゆったり乗れる車を探しているのであれば、ライバル車も気になるところ。
よくキャストと比較される「ハスラー」や「タント」のサイズをチェックしてみましょう。
ハスラー、タントとの比較表(外寸・室内サイズ・最低地上高)
キャスト | ハスラー | タント | |||
アクティバ | スタイル | スポーツ | |||
全長 | 3395 | 3395 | 3395 | ||
全幅 | 1475 | 1475 | 1475 | ||
全高 | 1630 | 1600 | 1665 | 1750 | |
室内長 | 2005 | 2160 Aのみ2035 |
2200 スローパーX"SaⅢ"のみ1930 |
||
室内幅 | 1320 | 1295 | 1350 | ||
室内高 | 1245 | 1250 | 1365 | ||
最低地上高 | 180 | 150 | 2WD:180、4WD:175 | 145 |
単位:mm
やはりライバル車だけあって、数値は似たりよったりですね。
特に、全長・全幅に関してはどの車種も一緒です。
いかに、軽自動車の規定サイズギリギリを狙って作っているのかが分かります。
対して、車種によって特色が出ているのが・・・
- 全高
- 室内サイズ
- 最低地上高
他に比べて、やや室内サイズの小さいキャスト。
やはりキャストの最大の特徴とも言える「上質感のある作りこみ」と引き換えにした部分といえます。
ひとくちに「上質感」と言っても、なにも見た目だけではありません。
例えば、ドアを閉めるときの「ドムッ」という感触ひとつとっても、高級感が味わえます。
その証拠に「車体の剛性が高い」というユーザーの声もちらほら。
とはいえ、広々空間をあきらめた!というほど大げさなものではありません。
大人4人がラクラク乗れることを意識した空間設計になっているので、安心してくださいね。
最低地上高って何?
一覧表の最後にある「最低地上高」とは、地面から車体の一番低い箇所までの距離を指します。
ここが低いほど「凸凹道で車体の底をこすっちゃった!」なんてことになりやすいんです。
この数値、キャストの中ではアクティバだけが3センチ高くなっています。
つまり、SUVライクのアクティバなら、悪路を走る場合やアウトドアにも最適ということ。
同じくSUV風味を出しているライバル車ハスラーも、似たような最低地上高で設計されていることが分かります。
キャストのサイズ、メリット&デメリット
さて、ここまで3モデルあるキャストのサイズを詳しく見てきました。
いざ購入する!というときには、具体的に何に気をつければいいのでしょうか?
立体駐車場をよく使う人は要注意
軽トールワゴンや軽ハイトワゴンと呼ばれるキャスト。
その名の通り、背が高くて広々とした室内設計が特徴的な車です。
これって、最近の軽自動車の主流のひとつなんですが、駐車場に関してはまだまだ対応していないところも。
その多くが・・・ずばり立体駐車場。
普段使わない方は、何も気にすることはありません。
しかし、自宅マンションや職場、ショッピングなど、普段よく停めるのが立体駐車場の方は要注意!
お金さえあれば車は買えますが、使用する駐車場の仕様は簡単に変えることはできません。
ちなみに某メーカーによるタワー式立体駐車場には、収容可能車種に応じて3つの分類があります。
その中で最もベーシックなサイズが・・・1550mm以下。
ベーシックサイズにも関わらず、キャスト含め他のライバル車も駐車することができません。
もちろん最近設置された駐車場であれば、キャストのような軽トールワゴンも停められます。
しかし、既存の駐車場はすぐに仕様が変わることも考えにくいため、細心の注意が必要ですね。
最低地上高が2パターン
キャストの最低地上高には2パターンあります。
ちょっと低めのスタイル&スポーツと、ちょっと高めのSUV風アクティバ。
アクティバだけ「悪路もぐいぐい走れるぜ!」というSUV車にならって、少しだけ高め設計。
とはいえ、アクティバは軽自動車です。あくまでもSUV“風味”と考えて下さいね。
つまり、悪路に真正面からぶつかることができるというわけではないんです。
しかし、水害による道路冠水のときなどは、少しでも高い方が走りやすいのでメリットと言えます。
ただ、最低地上高が高いということは、乗り降りの際にも少し足をあげないといけません。
小さな子どもや足の弱っている方を乗せる場合、この高さがデメリットになります。
というのも実際、私自身も車選びで失敗した経験があります。
SUV車を購入し、実際に納車されてから乗り降りしてみると・・・
「気にしてなかったけど意外と高さがあって、高齢の母にはちょっと厳しいかも。」
と、感じたことがあります。
ただ、少し高めの目線からの運転は見通しがよく、乗っているときも心地よいのも事実。
どちらをとるか?そのあたりも意識して試乗してください。
まとめ
人気のキャスト、今回はサイズに関してまとめてみました。
- キャストには3つのモデルがあり、アクティバだけが3センチ高い
- ライバル車の方が、少しだけ広々とした室内
- 高さがある分、立体駐車場をよく使う人は購入前にしっかり確認
- 最低地上高は2パターン。その違いを実感するためには試乗を
飽きの来ないシンプルなデザインが魅力的なキャスト。
試乗の際には、いつも運転する道や駐車場のこと、また同乗者などを想定して、その違いを感じてみよう!