日常使いはもちろん、レジャーにも引っ張りだこのウェイク。
楽しそうなCMが印象的で、ウェイクが気になっている方も多いはず。
しかし、一部では「燃費が悪い」なんて意見もチラホラ。
実際のところどうなんでしょうか?
買ってから後悔しないためにも、今回はウェイクの燃費を徹底的に調べてみました!
カタログ燃費と実燃費の違いや、ターボ?orノンターボ?についても紹介。
説得力あるユーザの声もまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ウェイクの燃費ってどれくらい?
ウェイク公式サイトで公開されている燃費(JC08モード)。
2WD | 4WD | ||
Gターボ | L、D | Gターボ | L |
23.8km/L | 25.4km/L | 23.2km/L | 24.6km/L |
参照元:ウェイク公式サイト
2WDと4WDの2モデルを展開するウェイク。
そして、それぞれにターボとノンターボが用意されています。
やはり、カタログではノンターボの方が低燃費ですね。
実際の燃費はどうなの?
みなさん、カタログ燃費と実燃費に差があることはご存知ですよね。
続いて、e燃費を参考に実燃費をチェックしましょう。
「流れの良い道路の場合、平均して17km/L程度」。
その他のレビューを見ても、実際には13~18km/Lで走らせているユーザーがほとんど。
「20km/Lを超えるのは難しい」というのが、ユーザーに共通した感想でした。
例えば、燃費向上を意識して一般道&高速道路を走ったケースを見てみましょう。
- 信号の少ない道
- カーブでは必要最低限のブレーキ
- エアコン使用なし
この結果、約50kmの走行で実燃費は18.4km/L。
どれほど運転方法や状況が良くても、20km/Lの値をたたき出すのは難しそうですね。
ターボとノンターボ、どちらにするべき?
ウェイクには2WDと4WDのラインナップがあり、それぞれにターボとノンターボがあります。
よく「ターボって燃費が悪そう・・・」なんて声も聞きます。
ターボとノンターボ、どちらにしようか?迷いますよね。
そんな迷えるあなたに、それぞれの特性とおすすめを紹介します。
こんな場合はターボがぴったり!
ズバリ「坂道をよく走る」という方。
キャンプやスポーツをこよなく愛するアウトドア派は、ターボ一択!
実際に「ノンターボだと坂道でパワー不足を感じる」というユーザーの声も多いです。
坂道や山道をよく使う方は、パワフルにドライブできるターボを選んでくださいね。
こんな方にノンターボがおすすめ!
反対に、買い物などの街乗りメインであれば、ノンターボが最適です。
坂道の少ない平らな一般道を走る場合、余計なパワーは必要ないですからね。
ターボってどういうもの?
ターボか?ノンターボか?の違いが分かったところで・・・
「そもそもターボって何なの?」って疑問に思う方もいるかもしれません。
みなさんご存知のように、車のエンジンはガソリンを燃やして走ります。
このとき、ガソリンだけではなく空気も一緒に取り込んで燃焼に使います。
この空気を、自然に入る量以上に押し込むのがターボの特徴です。
過給してさらに大きな燃焼を起こすことで、自然吸気よりもパワーアップが図れるんです。
「で?燃費は良くなるの?悪くなるの?」って話ですよね。
肝心の燃費とターボの関係について説明しましょう。
以前のターボは、燃費向上とは関係なくパワフルに走るためだけに開発されていました。
だから「ターボ=ノーマルエンジンよりも高性能」というイメージが残っているんですね。
しかし、今のターボは「高燃費とパワーの両立」を考えて開発されています。
小さくしたエンジンにターボを付けることで、パワーを確保しつつ燃費を向上するのです。
いわゆる「ダウンサイジングターボ」と呼ばれる考え方です。
つまり、使えるパワーの割には小さな排気量で済むため、燃費が良いんです。
ターボとノンターボ、燃費の違い
一覧で確認してみましょう。
タイプ | 2WD | 4WD | ||
グレード | Gターボ | L、D | Gターボ | L |
カタログ燃費 | 23.8km/L | 25.4km/L | 23.2km/L | 24.6km/L |
実燃費 | 15~17km/L | 17km/L程度 | 23.2km/L | 16km/L程度 |
やはり、総合的にノンターボの方が低燃費ですね。
とはいえ、ノンターボよりも良い燃費で走ったターボの例もありました。
エアコンの使用や、アクセルの使い方によって大きく変動する燃費。
やはり、ライフスタイルに合わせて選ぶのが一番と言えます。
ライバル車の燃費は?
広々とした空間が売りのウェイクですが、他にも魅力的な軽自動車はいくつかあります。
いわゆるライバル車についても、気になる燃費をまとめてみました。
車種 | カタログ燃費 | 実燃費 |
タント | 24.6~28.0km/L | 10.2~17.7km/L |
N-BOX | 23.0~27.0km/L | 14.7~18.8km/L |
スペーシア(ハイブリッド) | 26.4~30.0km/L | 16.1~21.1km/L |
デイズルークス | 20.4~22.2km/L | 12.8~18.0km/L |
ウェイク | 23.2~25.4km/L | 13.0~18.4km/L |
どの車も、実燃費はカタログ燃費と開きがあります。
ライバル車と実燃費を比べてみると、ウェイクは可もなく不可もなく。
ちなみに、燃費を左右する「車重」にも着目してみました。
当然「車重が重い=より走らせるパワーが必要」となるため、燃費は悪くなります。
車種 | 車重 |
タント | 920kg |
N-BOX | 890kg |
スペーシア | 850kg |
デイズルークス | 920kg |
ウェイク | 990kg |
どれも最軽量モデルで比較していますが、ダントツでウェイクが重い!
最も低燃費のスペーシアと比べると、140kgも重いのが分かります。
140kgといえば・・・成人男性2人を余分に乗せるくらい違ってきます。
この重量こそが、ウェイクの実燃費を悪化させる要因のひとつ。
ただし、発想を変えればボディの剛性を高めた結果、この重さになったとも言えます。
つまり、ウェイクの安定した走行性につながっているんですね。
もちろん、燃費は重要な要素ですが・・・
安全性を考えれば、運転のしやすさも車選びのポイントになります。
ウェイクを選んだユーザの声
実燃費においては、「ウェイク最高!」とまでは言えないことが分かりました。
でも、気に入って乗っているユーザはたくさんいます。
燃費に関するウェイクファンの声をまとめると・・・
「実燃費は良いに越したことはないけれど、そこまで気にしない!」
つまり、ウェイクの魅力が燃費以外にあるという証です。
- アウトドアやレジャーを楽しむのに適したクルマ
- 室内高が軽自動車トップの1,455mmなので使いやすい
- 広々空間なのに走行中に車体がよれず、快適で安心
- 信頼できる衝突安全ボディ
- ゴツゴツしたデザインが好き
なかなかの高評価です。
見た目やデザインを気に入るユーザーの他、機能性にも満足する意見が多くあります。
まとめ
ウェイクの燃費は可もなく不可もなく、「まぁこんなもんか!」って感じでしたね。
- ライバル車との実燃費比較では、良くも悪くも目立たない結果に
- 坂道や山道を快適に走りたい人はターボ必須
- 街乗りメインならノンターボでOK
- ウェイクには燃費以外の魅力が詰まっている
『ドデカクつかおう。ウェイク』
のキャッチコピーで、ワクワク感をアピールするウェイク。
「一目惚れしたから」とシンプルな理由で購入に至ったユーザもいます。
デザインや装備に個性があるので、気になる方は、ぜひ実物を見にいきましょう!