スライドドアの軽自動車が非常に人気ですね!
背の高いスライドドア装備の軽自動車をスーパーハイトワゴンとかエクストラハイトワゴンとか呼んでいますが、いまいち覚えにくいのでスライドドア軽自動車でいいんじゃないかと思っています(笑)
軽自動車の中でも一番売れているのが、ホンダN-BOXです。
N-BOXは2011年に登場して以来、ほぼ毎年新車販売台数No1になっています(2014年を除く)
N-BOX以外にも、タントやスペーシアなど人気の車種がそろっています。
今日は、スライドドアの軽自動車をすべて紹介して、価格や燃費、サイズなどを徹底的に比較していきます!
目次
スライドドア軽自動車一覧と人気ランキング!
いま販売されている軽自動車の中でスライドドアを装備している車は全部で9車あります。
(エブリィワゴンなどのバンタイプは別)
OEMなども含めた中で売れている順にランキングを作りました。
売れ筋はどれ?スライドドア軽自動車人気ランキング
※リンクをクリックすると詳し情報が見れます
メーカー | 車種名 | 備考 | |
---|---|---|---|
1位 | ホンダ | N-BOX/N-BOXカスタム | |
2位 | ダイハツ | タント/タントカスタム | |
3位 | スズキ | スペーシア/スペーシアカスタム | |
4位 | 日産 | デイズルークス | ekスペースのOEM |
5位 | ダイハツ | ムーヴキャンバス | |
6位 | ダイハツ | ウェイク | |
7位 | 三菱 | ekスペース | |
8位 | トヨタ | ピクシスメガ | ウェイクのOEM |
9位 | スバル | シフォン/シフォンカスタム | タントのOEM |
ここ数年、この順位はほとんど変わっていません。
2014年にウェイクが登場し、一時期売上を伸ばしましたが、最近は伸び悩んでいます。
2016年には女性向けの可愛いデザインのムーブキャンバスが発売されました。
今も売れ続けている人気車種になっていますよ。
それでは、OEMを除いた6台の価格や燃費、サイズなどを比較していきましょう!
一番安いのはどれ?価格を比較
まずは価格の比較をしていきます。
なるべく安い車が欲しい!と考えている方は参考にしてください。
スライドドア軽自動車は他の車に比べて高いです。
予算が足りないなら、中古車を探してもいいでしょう。
車種名 | 価格 |
---|---|
ムーヴキャンバス | 118.8万~166.8万円 |
タント | 122万~162.5万円 |
スペーシア | 127.4万~150.3万円 |
デイズルークス | 130.6万~187.5万円 |
ウェイク | 135万円~189.5万円 |
N-BOX | 138万~188万円 |
スペーシアカスタム | 149万~184.2万円 |
タントカスタム | 152.8万~187.3万円 |
N-BOXカスタム | 169.8万~208万円 |
一番安いのは、ムーブキャンバスですね。
ただ、ムーブキャンバスは他の車種とはちょっと違い、背が低く、車内も若干狭くなっています。
また、ターボ車の設定もありません。
次に安いのはタントでしょう。
とは言え、グレードによって価格が変わってきます。
一番安いグレードにしてしまうと、装備が貧弱なので、ある程度の使い勝手やかっこよさを求めるなら中間グレードを検討するといいでしょう。
価格面で見ると、N-BOXが一番高いです。
でも売れているんですよね~。
ちなみに、ムーブキャンバス以外はターボモデルがあります。
ターボを付けると、パワーはぐーんと上がりますが、価格もぐーんとUPします。大体10万円UPくらいです。
そして、燃費ががくんと下がってしまいます。つまりガソリン代がかかる・・・。
予算に応じて考えましょうね。
スライドドア軽自動車は、車両本体価格が高く、オプションや税金を入れると200~250万円になってしまいます。
ちょっと手が出ない・・・という方は中古車を検討してもいいでしょう。
年式や走行距離によって価格は変わるので、予算に応じて選ぶといいでしょう。
サイズで比較。立体駐車場には入る?
次に、車のサイズ(全長・全幅・全高)を比較してみましょう。
全長はすべての車種で3,395mm、全幅は1,475mmです。
軽自動車の規格でこれ以上大きくはできません。
なので、違いは高さだけです。
各車種の全高は以下の通り。
車種名 | 全高 |
---|---|
ウェイク | 1835mm |
N-BOX/N-BOXカスタム | 1790~1815mm |
デイズルークス | 1775mm |
タント/タントカスタム | 1750mm |
スペーシア/スペーシアカスタム | 1740mm |
ムーヴキャンバス | 1655mm |
「どでかく使おうWAKEだよ♪」
ということで、ウェイクが一番高さがあります。
室内の高さも1,455mmと他の車より5~10cm高いです。
大人でも移動が楽ですし、小学生低学年なら立ち上がっても頭がつかないです。
また、天井に荷物を入れられるように工夫もできるので、キャンプや釣りなどが趣味な方にもおすすめです。
室内の広さはどの車種も十分すぎるほど広いです!
初めてN-BOXに乗ったときには「こんなに広いの!」とびっくりしました。
後部席の足元もとっても広くて、180cmの男性が座っても余裕が有るほどです。
その分、ラゲッジスペース(荷台)は狭くなっていますが、後部席もスライドできるので、用途によって使い分けするといいでしょう。
立体駐車場には入る?
立体駐車場に入れるというかたは高さに要注意です。
多くの立体駐車場の高さ制限は1,550mmとなっています。
なので、上記の車種すべてが入れることはできません。
立体駐車場に入れるという方は、スライドドア軽自動車は諦めましょう・・・。
燃費で比較!一番低燃費なのはどれ?
車種名 | 燃費 | タンク容量 |
---|---|---|
デイズルークス | 20.4~22.0km/l | 30L |
ウェイク | 23.2~25.4km/l | 36L |
N-BOX/N-BOXカスタム | 23.0~27.0km/l | 27L |
タント/タントカスタム | 26.0~28.0km/l | 30L |
ムーヴキャンバス | 27.4~28.6km/l | 30L |
スペーシア/スペーシアカスタム | 25.6~32.0km/l | 27L |
燃費はこのような結果となりました。
一番燃費がいいのはスズキスペーシアです。
スペーシアはS-エネチャージ搭載で、モーターで発進のサポートをしてくれます。
アイドリングストップからの始動がとても静かでスムーズですよ。
一方、燃費が一番悪いのはデイズルークスでした。
デイズルークスは、三菱ekスペースのOEMです。
三菱は2016年に燃費不正を行っており、その影響を受けています。
N-BOXも燃費はあまり良くありません。
しかし、他の車種に比べて馬力があります。
ほとんどの軽自動車は、ノンターボでの馬力は52ですが、N-BOXは58あります。
そのため、加速もしっかりしていてパワーのある走りが出来ますよ。
安全性で比較!自動ブレーキ搭載で安心感UP
子供を乗せるという方も多いので、安全性も気になるところです。
最近は、ほとんどの車に自動ブレーキが搭載されていて、衝突を回避、軽減してくれますね。
それぞれの車種でどのような安全性能がついているのか見ていきましょう。
車種名 | 衝突回避システム | サイドカーテンエアバッグ (後部席の窓) |
---|---|---|
N-BOX/N-BOXカスタム | ホンダセンシング (全車標準装備) |
グレードによる |
タント/タントカスタム | スマートアシストⅢ (オプション) |
グレードによる |
スペーシア/スペーシアカスタム | デュアルカメラブレーキサポート (オプション) |
× |
デイズルークス | エマージェンシーブレーキ (全車標準装備) |
× |
ムーヴキャンバス | スマートアシストⅢ (オプション) |
× |
ウェイク | スマートアシストⅡ | × |
すべての車種で、衝突回避システムを導入しています。
オプションか標準装備かに分かれていますが、オプションとしても5~6万円で付けられるので、付けたほうがいいでしょう。
個人的に気になるのが、後部席の窓の部分のエアバッグ(サイドカーテンエアバッグ)の有無です。
子供を乗せることを考えたら、後部席のエアバッグも欲しいですよね。
横から衝突されて窓ガラスに頭を打ち付ける!なんてこともあるかもしれません。
そんな時に、サイドカーテンエアバッグがあるかないかで運命が別れるかもしれません。
N-BOXとタントはグレードによって違うようです。オプション設定にもなっているので気になる方は、営業マンに聞いてみましょう。
ウォークスルーできる車種はある?
まだ小さい子供を後部席に載せる場合、前席からそのまま後部席に移動できると便利ですよね。
軽自動車は普通車に比べて車幅が狭いので、運転席と助手席の間は空いていません。
なので、ウォークスルーができる車種はないのです。
ただ、新型N-BOXは助手席がロングスライドできるようになったので、工夫すればウォークスルーも可能です。
※G・EXのみ
N-BOX・タント・スペーシアの特徴
スライドドア軽自動車のなかでも人気の3台の大きな特徴をまとめました。
N-BOX
写真はN-BOXカスタム
Nボックスは安全性能がとても高い軽自動車です。
モデルチェンジをして、ホンダセンシングを全グレード標準装備になりました。
また、サイドカーテンエアバッグもオプションで選べるので、子供を乗せる方には嬉しですよね。
ホンダセンシングは自動ブレーキシステムだけでなく、さまざまな機能があります。
アダプティブクルーズコントロールも付いているので、高速道路を運転する方には嬉しい装備です。
また、ホンダの特許であるセンタータンクレイアウトを採用しているため、車内がとても広く使えます。
他の車はガソリンタンクが後部席または荷室にあるのですが、N-BOXは前席の座席の下にあります。
そのおかげで、後部席や荷室を広く使えるんですね。
とにかく、フルモデルチェンジをしてさらにパワーアップしたN-BOXを実際にみて試乗して来てください。
めちゃくちゃいい車になっていますよ。
タント
タントの特徴はミラクルオープンドアです。
助手席と後部席の間の柱がないので、開放感が抜群です。
室内空間の使い勝手がよく、助手席の背面をテーブルとして使えます。
また後部席が前にスライドするので、荷台が広く使えるのもうれしいですね。
デザインは可愛らしい感じで女性に人気がありそうですが、カスタムにするとかなりかっこよくなってパパも気に入るかもしれません。
スペーシア
スペーシアの特徴はクラストップレベルの低燃費です。
他の2台と比べて軽量化されていてその分燃費もいいです。
2015年のマイナーチェンジで全グレードにS-エネチャージが搭載されました。
燃費はJC08で32.0km/lです。
運転席が狭いという声も聞くので大柄の方は実際に運転席に座った時に注意してみてくださいね。
デザインは丸みがあって、かっこいい!と言うより可愛らしい感じで女性に人気がありそうです。
インテリアを見てみると、収納もたくさんあって、ママに嬉しい装備がたっぷりですよ。
まとめ
人気のスライドドア軽自動車を比較してきましたが、購入する車種は絞れましたか?
2~3台を選んで、あとは価格交渉によって決めるのもありだと思います。
実際にディーラーに行き、試乗をしてみることで写真や動画だけではわからな買ったことにも気づくことが出来ますよ。
個人的には、子供を乗せるなら後部席のサイドカーテンエアバッグがつているN-BOXかタントがおすすめです。
燃費が良いのはスペーシアですね。
室内が広くて荷物が多く積めるのはウェイクでしょう。
車種ごとにそれぞれ特徴があるので、自分の用途にあった車を選ぶといいですね。