「スズキの軽自動車といえば?」
こう聞かれて、多くの方が思い浮かべるのが「ワゴンR」でしょう。
それもそのはず、1993年に発売された歴史ある軽自動車なんです。
デビュー以来、度重なるモデルチェンジを果たし、現行モデルは6代目。
6代目と言えば、ご存知「マイルドハイブリッド搭載」のキャッチコピー!
マイルドなハイブリッド!?なんか近未来的な言葉・・・
「最新テクノロジーって惹かれるけど値段が高そう。実際いくらくらいするの?」
「まさかマイルドハイブリッドだけじゃないよね?他の機能はどんな感じ?」
と、気になることがたくさんあります。
今回は、ワゴンRの価格から機能性に至るまで、グレードごとの違いを紹介します。
目次
グレード別の価格表
まずは、気になる値段をチェック!
ワゴンRは、大きく分けて以下3つのグレードがあります。
- FZ(ハイブリッド搭載)
- FX(ハイブリッド搭載)
- FA(ハイブリッド非搭載)
主なメーカーオプションを加え、分かりやすく一覧表にしました。
※太字=標準装備のみの価格
グレード | 2WD | 4WD | |
---|---|---|---|
HYBRID FZ (CVT) | 1,350,000 | 1,470,960 | |
FZ セーフティーパッケージ搭載 | 1,409,400 | 1,530,360 | |
FZ セーフティーパッケージ+全方向モニター | 1,472,040 | 1,593,000 | |
HYBRID FX (CVT) | 1,177,200 | 1,298,160 | |
FX セーフティーパッケージ搭載 | 1,273,320 | 1,394,280 | |
FA | CVT | 1,078,920 | 1,202,040 |
5MT | 1,078,920 | 1,199,880 |
※8%消費税込(単位:円)
【HYBRID FZ】オプション価格と注意点
FZにセーフティーパッケージをつけた場合、+59,400円(税込)。
さらにセーフティーパッケージ&全方向モニターをつけた場合、+122,040円(税込)。
ここで、FZのオプションに関して気を付けてほしいことが1点。
全方向モニターをつける場合、セーフティーパッケージも選択必須となります。
つまり「全方向モニターだけつけたい!」というのはNGです。
【HYBRID FX】オプション価格と注意点
FXにセーフティーパッケージをつけた場合、+96,120円(税込)。
一覧には記載はありませんが、全方向モニターをつけた場合は+64,800(税込)。
CDプレーヤーをつけると、+10,800(税込)です。
FXのオプションに関する注意点は・・・
全方向モニターとCDプレーヤーを一緒に装備できない点です。
ただし、全方向モニターにはCDプレーヤーも内蔵されているので安心してくださいね。
したがって「CDだけ聞ければ問題ないので、全方向モニターは要らないかな。」
という方には、FXがぴったり。
【FA】オプション価格と注意点
FAは、+10,800(税込)でCDプレーヤーを装備可能!
しかし、残念ながらセーフティーパッケージと全方向モニターはつけられません。
最低限の装備だけのため、その分リーズナブルでお手頃感があります。
また、唯一ミッション車が選べるグレードでもあります。
したがって、ドライビングテクニックに自信のあるベテラン向けグレードと言えるでしょう。
FZとFXのオプション価格が異なる理由
「同じオプションなのに、FZとFXで価格が違うのはなぜ?」
オプション金額を見て疑問に感じた方は鋭い!
確かに、同じ名称のオプションですが・・・
FZとFXで装備される内容が少し異なるため、価格差が生じます。
FXではオプションとなる下記機能が、FZにはもとから標準装備されています。
◇セーフティーパッケージ
- エンジンスイッチ
- 携帯リモコン
- キーレスプッシュスタートシステム
- オートライトシステム
◇全方向モニター
- ステアリングオーディオスイッチ
- ステアリングガーニッシュ
はじめから充実した機能が標準装備されているFZか?
はたまた、自分に必要な機能をオプションでカスタムできるFXか?
ん~迷いどころ。よくよく検討してみましょう。
グレードごとの性能の違いは?
出典:ワゴンR公式ホームページ
ハイブリッドを搭載したFZとFXの性能は、ほぼ同じです。
しかし!それぞれ、ガソリン車であるFAとの間には大きな差があります。
それこそが、冒頭で紹介したマイルドハイブリッドシステム。
「カタカナばかりでよく分からない。具体的にどんな性能なの?」
と、疑問に思う方も多いはず。
マイルドハイブリッド=スズキで独自開発された軽自動車専用ハイブリッドシステムです。
・発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)により、減速時のエネルギーを利用して発電し、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電。
・その電力を活かして、クリープ時にはモーターのみで走行し、加速時にはモーターでエンジンをアシスト。
・さらなる燃費向上に貢献するハイブリッドシステム。
引用:ワゴンR公式ホームページ
つまり、進化した発電機が走行アシスト役までこなしてしまう、というハイテクシステムです。
モーターによる走行アシストのおかげで、ガソリンの消費を抑え燃費向上に役立ちます。
さらに、アイドリングストップやエコクールなどの稼働を助長。
アイドリングストップ中でも冷風を送ることが可能な「エコクール」もスズキ独自の機能です。
ひとつの性能に他のシステムを繋げてくるあたり、スズキの開発力侮れません!
グレードごとの装備の違いは?
出典:ワゴンR公式ホームページ
ここからは、グレードごとの装備の違いを紹介します。
HYBRID FZ・FXとFAの差
まず、ハイブリッド搭載のFZ・FXとFAの違いについて。
分かりやすく、標準装備とオプションで比較してみましょう。
【標準装備】
FZ・FXに標準装備されていてFAにはないもの=マイルドハイブリッド。
必然的に、マイルドハイブリッドに付随する機能の多くも装備されません。
上記の機能の中で、FAに装備されているのはオートエアコンのみ。 いかに、ハイブリッド独自の魅力的な新機能が多いかが分かります。 FAの場合、CDプレーヤーを除くメーカーオプションがつけられません。 発想を変えれば「ごちゃごちゃしたオプションは要らない!最低限の機能だけで十分」 という方には、シンプル設計のFAが向いているでしょう。 FAとは、分かりやすい差が見て取れました。 そこで疑問に思うこと・・・FZとFXはどこが違うの? こちらも、標準装備・オプションに分けて比較してみましょう。 大きな違いは・・・ずばり「外観」です。 やはり、FZは最高グレードだけあって、ルックスも良し! 例えば、LEDヘッドランプや本革巻ステアリングなど、一味違う高級感が漂います。 出典:ワゴンR公式ホームページ そして、FZにはキーレスプッシュスタートシステムという便利な機能も標準装備! 解錠の際、鍵を取り出す必要がありません。 したがって、カバンやポケットの中に鍵を入れたまま、近づくだけでOK。 もちろん、エンジンをかける時だって、鍵を近づけてボタンを押せば出発進行。 買い物や雨の日などで、両手がふさがっているときなど重宝しますね。 ※ちなみに、FXにセーフティーパッケージを追加すると、この機能がついてきます。 はっきり言って、FXの方が融通が利きます。 例えば、FZの場合は全方向モニターをつけるためには、セーフティーパッケージが必須。 しかし、FXは全方向モニターのみつけることが可能! これにより、選択肢が増え、おのずと価格調整もしやすくなります。 このように同じハイブリッド車でも、ずいぶん性格が違っているんですね。 高級感のあるFZにするか?はたまたカスタマイズできるFXにするか? どちらも車好きにはたまらなく魅力的です。 出典:ワゴンR公式ホームページ グレードごとの装備の違いが分かったところで・・・ 続いては、ワゴンRの安全性能をチェック! ワゴンRの安全性能で注目すべきは・・・「セーフティーパッケージ」。 以下の機能を備える、とにかく安全性に特化したオプション(ハイブリッド車のみ)です。 ※全方位モニターのみ別オプションとなるため注意。 出典:ワゴンR公式ホームページ 特筆すべきは、デュアルセンサーブレーキサポート。 なんと、2段構えのセンサーが活躍します! 出典:ワゴンR公式ホームページ 単眼カメラは歩行者、レーザーレーダーは近距離と、夜間検知にスキなく働きます。 二刀流のセンサーにより、暗闇の中でも歩行者をすばやく認識してくれる優れもの。 また、警報やブレーキを駆使して、以下のようなシーンでドライバーを助けてくれます。 出典:ワゴンR公式ホームページ さらに目を引くのが、誤発進抑制機能。 出典:ワゴンR公式ホームページ アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発しているこのご時世、とても心強い機能。 加えて、車線逸脱やふらつき時に警報が鳴ったりと、まさに至れり尽くせりです。 初心者はもちろん、運転が苦手な方は、ぜひセーフティーパッケージを検討してみましょう。 出典:ワゴンR公式ホームページ 続いて紹介するオプションは、全方向モニター(ハイブリッド車のみ)です。 駐車が苦手な方にもってこいの機能です。 なぜなら、運転席から死角になる場所をモニターにバッチリ映してくれるからです。 まるで鳥になった気分で、真上から見ているように駐車できるのは便利! しかも、このモニターは駐車時だけではなく、運転中にも役立ちます。 例えば、狭い道ですれ違う時に、左右の映像を確認しながら進むことが可能。 これで、ヒヤヒヤ感も薄れて、余計なストレスから解放されます。 「毎日の駐車に時間がかかって億劫」「家の前の道狭すぎ!」 そんな方に検討してほしいオプションが、全方向モニターです。 出典:ワゴンR公式ホームページ 値段は高いけれども、やはり売れているのは・・・ 安全性と燃費向上に優れているハイブリッド。 特に、中間グレードのFXがお手頃で人気です。 ハイブリッド車でありながら、最高グレードFZと同じオプションが選択可能なのが魅力的。 安全性に関しても、セーフティーパッケージをつけるだけでFZと同じになります。 その他、ニーズに応じて全方向モニターを個別につけられたりと・・・ とにかく、カスタムの自由が利く点が支持を得ている理由でしょう。 出典:ワゴンR公式ホームページ 広告でよく見聞きする「マイルドハイブリッド搭載」のキャッチコピー。 よくよく調べてみると、安全機能も大きく進化していて、びっくり。 中でも、中間グレードであるFXには驚かされましたね。 オプション次第で最高グレードに劣らない安全性能を発揮するんですから。 しかも、燃費の良いハイブリッド搭載と来れば、人気があるのもうなずけます。 まずは、必要な機能はどれか?を把握して、あなたにとってベストなワゴンRを見つけましょう。
【オプション】
FZとFXの差
【標準装備】
【オプション】
運転に自信がなくても大丈夫!ワゴンR最新の安全性能
抜群の安全性!【セーフティーパッケージ】
四方を目視確認【全方向モニター】
人気グレードはこれ!
まとめ