本当にどこかへちょっと出かけるために使う車、というイメージだった軽自動車ですが、最近は釣りへ行くための「釣り車」としても人気が集まっています。
軽自動車で気軽に釣りに行きたい!
という方のために、どのような車種を選べば良いのか、おすすめの軽自動車はどれなのかをお伝えしますね!
目次
軽自動車でもこれだけは欲しい!釣り車としての条件
では釣り車として新たに軽自動車を購入するなら、どんなスペックの車種を選べばいいのか。
最低限コレだけは備えていてほしい、という条件を検証してみます。
天井が高い
釣りに絶対費に必要なアイテムとして釣り竿がありますよね。
釣り竿は、意外と長くてかさばるし、雑に扱うと壊れてしまいます。
なので、一番いいのが天井部分にロッドホルダーをつけること。
だから、天井が高い車じゃないと頭に当たって邪魔になってしまいます。
なので、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車がおすすめです。
後部席にはあまり人を乗せないよ。
というなら、後部席をすべて荷室にすれば問題ないと思いますけど。
大容量の荷台スペース
釣りは何しろ道具がたくさん必要です。
帰りは釣った魚を積む必要もあるので、大容量の荷台スペースは必須。
さらに帰り道にうっかり荷物が倒れないような、安定した荷台スペースを確保できるような車種が理想ですね。
オフロードもそこそこ走れる
水たまりやぬかるみ、さらには砂利道と釣り場へ行くためには足場の悪い道を走らねばなりません。
一般的な軽自動車では少々不安ですね。
うっかりぬかるみにはまって動けなくなってしまう可能性もあります。
そこで釣り車として活用したいなら、ターボ+4WDの軽がおすすめです。
燃費のよさ
ターボ&4WDで燃費がいい!と言うのはなかなか現実的ではないかもしれません。
しかし、釣りに行く場所、とくに渓流釣りだと近隣に商店やガソリンスタンドがなく、思うようにガソリンを補給できない場合が多いです。
そのためある程度燃費のよさも考えて選ぶ必要がありますね。
また釣りで頻繁に遠出するならガソリン代もかさんできますので、経済的な面も考え、燃費のよさにも注目しましょう。
最近の軽自動車はかなり燃費がいので、中古車を選ぶとしても、最近の車を選ぶといいでしょう。
釣り車におすすめな軽自動車
では先ほど紹介したような条件を兼ね備えた軽自動車には、どんな車種があるのでしょうか。
今回は釣り車専用としてではなく、普段乗りもできるよう見た目も重視しておすすめを紹介します。
スズキ ハスラー
アウトドア向けの軽自動車としては定番といっても過言ではありませんね。
見た目もかわいく、女性の釣り師にも人気の車種です。
おすすめモデルはターボ付きの4WD。
ハスラーの4WDタイプにはヒルディセントコントロールという、オフロード向けの便利な機能がついています。
この機能はすべりやすく急な坂道をくだる際、ブレーキをかけずとも時速7キロを保ったまま降りてくれたり、雪道など足場の悪い道での発進、走行をサポートしてくれる機能です。
足場の悪い道が多い釣り場に行くには欠かせない機能となりますね。
もちろん燃費もターボでありながら25km/L(JC08)という優秀さ。
ですが他の車種に比べて、天井が低く、収納スペースは少々狭く、ボート持参での湖での釣りまでの荷物は入らなそう。
比較的荷物の少ない渓流釣りがメイン、ということであれば問題なく積めますよ。
ちなみにオプションでロッドを5本まで収納できるホルダーがつけられます。
釣りには欠かせないものの意外と収納場所に困るロッドを傷つけずに収納できる、ありがたいオプションです。
ただ、室内高は足元から天井まで125センチなので、ロッドホルダーをつけると10センチほど低くなりそうです。
助手席にも人を載せる方は、実車を見に行くときにこのあたりも見てきましょうね!
ダイハツ ウェイク
とにかく車内が広い、大容量の荷台スペースを売りとしているウェイクも釣り車に向いている車種。
収納スペースは軽自動車では申し分がないほど大きいですし、4WDのターボ付きでも燃費は23.2km/L。
さらにウェイクの場合、45もの利用シーンが想定されていて、それぞれに合わせたオプションが用意されています。
参照:公式サイト
釣り専用としてのオプションはロッドホルダーやクロスシステムバーなどがあり、自分で改造せずとも釣り車仕様に。
参照:公式サイト
2人でボートを積んで釣りに行けるほどの荷物が積めますので、様々な釣りを楽しみたい方にもぴったり。
ただハスラーのようなオフロード機能はなく、4WDのみとなります。
そのためハスラーよりは悪路走行が苦手、ということになりますね。
また、価格がちょっと高めなのも残念です。
軽自動車の中では一番室内が広く(天井が高く)アウトドアやファミリーカーとしても活躍しています。
予算が許すなら、候補の一台として加えてくださいね。
ホンダ NBOX
※N-BOXカスタム
N-BOXは今一番売れている軽自動車です。
広い室内、かっこいい外観などで発売以来高い人気を誇っている車種ですね。
NBOXとアウトドア、というとあまりイメージが結びつかないかもしれませんが、軽自動車最高クラスの車内の広さは見逃せません。
さらにホンダはゴルフ、釣りなど様々なアウトドアシーン別におすすめする車を公式サイトで掲載しており、NBOXもしっかりその仲間に入っています。
ただハスラー、ウェイクのようにオプションとしてロッドホルダーなどは用意されていないため、この辺りは自分で改造を施す必要あり。
それでもたくさんの荷物を積める荷台スペースと、マルチボードを駆使すれば様々な積み方ができ、非常に便利な1大となっています。
釣りにおすすめの軽自動車を3車紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
荷物が詰めてある程度走れば、どんな車でも釣りに行けます。
でも、快適な釣りライフを送るには、オプションパーツというのは結構重要ですよね。
軽自動車でアウトドアユーザーをターゲットにしているのが、ハスラー、ウェイク、キャストの3車種です。
キャストは釣り仕様がないので紹介していませんが・・・。
気になる車があったら一度、ディーラーに行って実車をみてカタログをもらってみてくださいね。
釣り車に改造するなら?
軽自動車に限らず、車を釣り車として使う場合はある程度自分で改造を施す必要があります。
ハスラーやウェイクはオプションがあるためその必要はなくなりましたが、やはりメーカーオプションは割と高額。
できれば安く自分で改造をしたい、という方も多いのではないでしょうか。
とはいっても残念ながら現在のところ、釣り車に改造するための専用パーツ、というのはほぼありません。
そのため本来の用途とは違うものをうまく組み合わせ、釣り車に改造していかなくてはならないのです。
代表的な改造例としては荷台を2段にするため、木材を組み合わせてローテーブルのようなものを取り付けるもの。
その下段部分に1段の衣装ケースなどを入れれば、簡易的な引き出しができます。
ほかにも天井部分に車用の突っ張り棒を取り付け、ロッドホルダーにすることも可能です。
この戸棚とロッドホルダーを取り付けるだけでも、釣り車としてかなり使いやすくなるでしょう。
サイズをはかったり組み立てたりと、多少手間はかかりますが材料費自体はそこまでかかりません。
棚も木材の状態から購入すれば数千円単位ですし、衣装ケースもそこまで値が張るものではないですよね。
メーカーオプションなら確かに手間がなく便利ですが、自分でがんばればかなり出費はおさえられるはず。
ただもし自分で改造を考えているなら釣り車を持っている知り合いなど、多少知識がある方にアドバイスをもらい、完成予想図ができあがってから行動を起こすのがおすすめ。
途中で改造内容を変更することがないよう、しっかり練ってくださいね。
お気に入りの釣り車ができあがれば、きっとよりよい釣りライフが楽しめるはずです。
車種だけでなく、改造に関しても色々と検討してみてくださいね。