かわいいウサギのマークでおなじみのラパン。
ボンネットバスを思わせるようなデザインは親しみやすさとレトロ感があり、センスの良さを感じさせてくれます。
そして最近気になるのは特別仕様車のモード!
★キーワードとズレています。今回のキーワードは「グレード」で「特別仕様車」ではありません。
グレードがメインで特別仕様車が
具体的にはどのグレードに相当するのでしょうか?
ラパンのグレードの違いとおすすめグレード、さらにモードの詳細を調べてみました。
ラパンの4つのグレード紹介
現行のラパンには4つのグレードが用意されています。
それぞれどのような仕様になっているのか見てみましょう。
全グレード共通装備
まずはすべてのグレードに共通の主要装備をチェック!
安全装備
- 軽量衝撃吸収ボディー TECT<テクト>
- 歩行者傷害軽減ボディー
- 頭部衝撃軽減構造インテリア
- 運転席・助手席SRSエアバッグ
- レーダーブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- エマージェンシーストップシグナル
- ESP(R)
- ヒルホールドコントロール
- 4輪ABS[EBD・ブレーキアシスト付]
- ISOFIX対応チャイルドシート固定用アンカー(リヤ左右2名分)
- チャイルドシート固定用テザーアンカー(リヤ左右2名分)
- ヒーテッドドアミラー(4WD車)
これだけの安全装備が搭載されているのはとても安心ですね。
中でも、自動ブレーキと誤発進抑制が標準でついているのは心強い!
万が一のヒヤリがかなり軽減されるのではないでしょうか。
インテリア
- 運転席バニティーミラー[チケットホルダー付]
ちょっとメイクが気になる時、身だしなみをチェックしたい時、毎日役立ってくれます。
写真はS・Xグレードに搭載のライト付きの物です。
シート
- フロントベンチシート[センターアームレスト付]
- 運転席シートリフター
- フルフラットシート
前席がベンチシートになっています。
ベンチシートとは、運転席と助手席がつながったような形のシートになります。
なので、ベンチに腰かけているように、ゆったりと座れるんです。
このシート形状のおかげで軽自動車でありながら、広々とした座り心地を実現しています。
収納スペース
- インパネドリンクホルダー(運転席、助手席)
- センターロアトレー
- センターロアポケット
- インパネアンダートレー(運転席)
- インパネボックス(助手席)
- グローブボックス
収納たっぷりなのは嬉しいですね!
意外と車内ってあれこれ常備しておきたいんですよね。
例えばボックスティッシュとか、ウェットティッシュとか...
意外とおすすめなのが、顔そり用の安全カミソリなんです。
太陽光の下でバニティミラーを見てみたら、眉の端っこに"そり残し"が...
このままじゃ待ち合わせに行けない!なんて経験ありませんか?
私はあるんです。残念ながら...
ただし、取り扱いには十分注意してくださいね!
ポイント
基本的には全グレードで同じようなベージュカラーの内装になります。
女性らしさを感じさせてくれる、くつろげる雰囲気の内装です。
エクステリア
- IRカット機能付フロントガラス
- Lapinエンブレム(フロント、リヤ)
Lapinのエンブレムはフロント側がウサギちゃんで、リヤ側はスタイリッシュなLapinの文字エンブレムです。
このウサギちゃんかわいくて大好きなんですよね!
グレード比較
ではグレードごとの違いはどこにあるのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。
G
ラパンのグレードの中では一番価格も安く、ベースグレードともいえるG。
残念なのはL・S・Xの上位グレードとは違い、エネチャージを搭載していないことなんです。
エネチャージと言うのはスズキ独自の技術で、電装品に電力を送るための充電機能の事です。
この技術のおかげで無駄なガソリン消費を防ぎ、燃費の向上につながっているんです。
エネチャージがない分、燃費性能はよくありません。
また、アイドリングストップ機構も搭載していないので、さらに燃費が悪くなっています。
そして同じオートマ車でありながら上位3グレードとは変速機構が違うものを搭載しています。
GグレードではMTをベースにコンピューター制御でシフト操作が行われます。
操作感覚はATそのものですが、上位グレードにはないマニュアルモードでの運転が可能です。
実用的な装備の違いもあります。
以下の3点は、Gグレードにのみついていない機能です。
電動格納式リモコンドアミラー
Gグレードでは装備されていないので、手動になります。
たとえば、狭い道で駐車車両を避けたいのに反対側に電柱が…
ドライブスルー洗車機に入ってみたら「ミラーをたたんでください」のアナウンスが...
機械式立体駐車場に入れようと思ったらミラーをたたんでと怒られてしまった…
車内からミラーをたたみたいタイミングって思ったよりあるんですよ。
同乗者がいれば助手席側のミラーをたたむのも車内から手動でできますが、1人で乗っていたらと考えると…
この機能がないのはとても残念で不便ですね。
プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)
上位グレードには、フロントドアに紫外線約99%と赤外線をカットするガラスが使用されています。
夏に限らず、紫外線は1年じゅう降り注いでいますから、運転時間が長くなると右腕が焼けます。
Gグレードに乗る方は、アームカバーなどで紫外線対策を!
全方位モニター非対応
最近の車でよく見かける人気の機能、全方位モニター。
Gグレードは残念なことにオプションで付けることさえ出来ません。
バック駐車のみならず、自車と周囲環境の位置確認や安全確認にも使える便利機能。
目視では見えにくい場所を確認できるので、この機能はとてもおすすめなんですが…
L
LグレードではGで省かれていた機能がいくつか追加されています。
エネチャージ、アイドリングストップ搭載
この2点が搭載されているおかげで、燃費性能はぐっと上がっています。
こちらの記事では実燃費を検証しています。
-
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ランニングコストは安いに越したことはありませんよね。
GとLの価格差を燃費で取り返そうとするとすごく時間がかかってしまいます。
でも「車に乗る」って、それだけでは測れませんよね。
利便性だったり、生活のモチベーションだったり、お金ではない別の価値があります。
たとえば、かわいい車に乗ってる私かわいい!ってすごく気分いいんですよ(笑)
ママの車すごくかわいいんだよ!なんて、娘さんがお友達に自慢しちゃうかもしれませんね。
エコクール
もう一つ快適性に貢献しているのがこのエコクール。
アイドリングストップ中は、バッテリー上り防止のためにエアコンが切れてしまう車が多いんです。
このエコクールという機能は、アイドリングストップ中でも一定時間冷風を送ってくれるんですよ!
今日はやたらと信号に引っかかるからなかなか車内が冷えない…なんていう事も減りますね。
シートヒーター
寒い冬には車が暖まるのを待つのもツライもの…
温風が出る前に下から暖めてくれるシートヒーターは、これからの車には必須装備になるかもしれません。
数年前までは高級車にしか装備されていなかった贅沢装備です!
この機能があるとないとでは大違い。
真冬の運転もかなり楽になりますよ!
助手席バニティミラー
Gグレードでは運転席側のみだったバニティミラーが、助手席側にもつきます。
お化粧直しや身だしなみはもちろんですが、なんか目に入って痛い!なんて場合にも使えるのが便利ですよね。
パートナーに運転を代わってもらって自分が助手席に乗った時、サッと鏡を見られるのはとても安心ですよ!
S
このSグレードからボディカラーに2トーンカラーを選択する事が出来ます!
白いルーフのラパンはとてもかわいいので、街中で走っていても目立つんですよ。
「あっ2トーンラパンかわいい!」って、つい見ちゃいます。
→「あっ2トーンラパンかわいい!」って、つい見ちゃいます。
また、ルーフの白とボディカラーの境目を分けるためにピラーは黒になります。
これがまたいいんですよ...
おしゃれなんですよ...
個人的に2トーンのラパンはすごくお気に入りです。
若い人はもちろん、年配の方がが乗っていても不思議とかわいく見えちゃうんですよね!
そして、装備面でもLグレードからさらに追加があります。
ディスチャージヘッドランプ
G・Lグレードに搭載のヘッドランプはハロゲンランプです。
Sグレードからはディスチャージランプという、消費電力が少ないのに明るいランプがついています。
オートライト
2020年または2021年からは義務化されるオートライトは、Sグレードからの装備になります。
街灯の多い場所ではたまに無灯火走行の車を見かけます。
夕暮れ時、自動でライトがオンになるのは非常に便利です。
しかしそれ以上に効力を感じるのは、なんと言ってもトンネルや覆道の走行時。
ちょっとした山道でトンネルが続いたとしても、ライトの消し忘れがなくなりますね。
内装
Sグレードからはインパネのテーブル部分が木目調になります。
これは文句なしに本当にかわいい!
実車を見てみたら、室内がとても明るい印象で気分がいいと感じました。
また、シートの縁部分にパイピングが施されているので、シックで引き締まった印象です。
X
最上位グレードのXは、「全部入り」の贅沢モデルです。
また、Xグレードにしか設定がないものもあるので、特別感や優越感を刺激されちゃいますね。
ナノイー搭載フルオートエアコン
いつ友達を載せても恥ずかしくないように、きれいな空間をキープしていたいものですね。
パナソニック独自技術のナノイー発生器を搭載しているので、クリーンな空気環境が期待できます。
インテリア
Xグレードはボディカラーによって、キャメルかブラウンのシートになります。
着座部分だけが別生地になっているので、洋服を着せているようなかわいらしさがありますよ。
特別仕様車
最近CMが気になっているモードってご存知でしょうか。
2018年7月の特別仕様車はSセレクションとFリミテッドでしたね。
あの2車種に続いて、2019年の特別仕様車が「モード」という名前で登場しました。
ベースになっているグレードはSですが、デザインが専用の物に変更になっています。
モードで変更になっているのはどこ?
グリル・エンブレム
車の顔とも言えるフロントグリル。
通常のデザインと大きく違い、全体的なメッシュがとてもスタイリッシュです。
そして定番のウサギちゃんマークがきれいなブルー!
めちゃくちゃオシャレじゃないですか!?
パッと見て一番目立つ部分なので、「あ、モードだ!」ってわかるのも嬉しいですね。
ホイールキャップ
デザインはSと同じですが、中心部が白の2トーンに変更されています。
こういったさりげない演出もラパンの良さの一つですね。
メッキドアハンドル
きらりと光るメッキ部分が全体をまとめるアクセントになっています。
ファッションで言えばイヤリングやピアスのような、ちょっとした違いなのに大きな効果がありますよね。
インテリア
大きく違うのがインテリアのカラーリングです。
インパネのテーブルはシャビーシックなヘリンボーンデザイン。
海外のおしゃれなアパートメントみたいですね!
パネルも黒なのでとてもシックです。
そしてシートカラー!
このネイビーすごくモダンでいい色ですよね。
★指示代名詞 2つ連続なので別の言い方に
→そして、シートからにはネイビーが使われています。
すごくモダンでいい色ですよね。
明るすぎず暗すぎず、絶妙な色合いです。
ベージュにネイビーのパイピングも大人カワイイを醸し出してくれていますよね。
そしてこの落ち着いた雰囲気が、年齢性別問わずに好まれる仕上がりになっています。
ドアトリムクロスとフロアマットも専用のネイビーなので、コーディネートもばっちり決まっています。
本来なら最上位のXにしか搭載されない、ナノイー付きフルオートエアコンがつくのも嬉しいところ。
また、モードでしか選べないボディカラーもあります。
ネイビーの内装色に合わせて、外装カラーもブルー系メインで統一されています。
モードでしか選べないフィズブルーパールメタリックは、レトロ感漂う水色です。
おすすめグレードはこれ!
ズバリ言ってしまうと、モードです!
ノーマルのSと比べると2WDで63,000円、4WDで60,000円高くなりますが、その差を補って余りあるかわいさ!
Gはただ安いだけ、Lでは物足りない…となればもうここはモードを選ぶしかないでしょう!
また、Xと比べると2WDで34,00円、4WDで37,000円安くなります。
Sグレードでも装備は申し分ないので、モードだと予算が…という場合にはSをお勧めしますよ!
(比較した価格はそれぞれ税抜)
新カラー登場!
厳密にいうと完全な新色、という訳ではないのですが…
昨年は選べなかった色が選べるようになったので、「新カラー」としました。
ノクターンブルーパール
Fリミテッドで登場したノクターンブルーパールが、定番のカラーとして選べるようになりました。
当然、モードとも相性バッチリです。
大人の女性にふさわしい、上品なネイビーです。
ブルーイッシュブラックパール3
2018年7月の仕様変更時に廃止されてしまったブルーイッシュブラックパール3。
モードのモノトーンでのみ選択できます。
ラパンの黒に乗りたい!となれば1択です!
こんなかわいいスタイリングにカッコいいブラック、というのも甘辛ミックスコーデみたいで素敵!
フィズブルーパールメタリック
3年半前まではカタログカラーとして存在していたキレイな水色です。
今回はモードでのみ選択できる色としての復活です。
クールでさわやか、なのにかわいらしさもある、個人的に大好きな色です!
まとめ
友人がSセレクションのフェニックスレッドパールに乗っているのですが、ラパンは本当にかわいいです。
運転もしやすいし、内装がかわいいだけでこんなにテンション上がるのか...
と、自分でも驚くほどです。
Sセレクション、Fリミテッドもそうでしたが、特別仕様車は顔が全然違う!
この一点だけをとってみても、モードを選ぶ価値は十分にあります。
今や低燃費や排ガス性能基準クリアは当たり前。
見た目で選んだ車は、長く愛せる車になりますよ!