車を使ううえで絶対に必要なのが維持費です。
車検に自動車税、部品の交換代や点検費用など必要な維持費は数えきれませんね。
軽自動車は普通車と比べ、安いとはいえやはり維持費はできるだけ安く抑えたいものです。
上手に維持費を節約する方法はないのでしょうか?
目次
まずは軽自動車にかかる維持費をチェック!
維持費、といってもガソリン代のように日常的にかかる費用と、車検や保険代、車検といった定期的にかかる費用。
最後に部品の交換など突発的で不定期に発生する費用がありますね。
維持費を節約したいなら、どこにどの程度の費用がかかっているのか整理して把握する必要があります。
軽自動車の維持費、分類してみましょう。
- 日常的にかかる費用:ガソリン代、駐車場代(コインパーキング含)、高速代
- 定期的にかかる費用:車検(2年ごと)、保険代、自動車税、定期点検
- 突発的な費用:部品交換、タイヤ交換、保険でまかなえない傷の修理
ざっくりと分類してみると、このようになりますね。
具体的にいくら掛かるのかはこちらにまとめました。
なにを削るのが賢いか
まず駐車場代、高速代に関しては遠出したり自宅に駐車できるスペースがない以上、どうしようもない部分があります。
強いていえば近隣でさらに安い駐車場を探したり、あらかじめ外出先の安いコインパーキングに目星をつけておく、という方法もありますが労力の割にあまり節約できません。
そして自動車税や突発的な費用に関しても削るのは難しいでしょう。
消耗した部品をそのままにしておくわけにもいきませんし、寒冷地では毎年季節ごとにタイヤの交換が必要な場合もあります。
傷についてはある程度見栄えの問題ですし、この辺りは自分自身がどこまで妥協できるかによりますね。
このなかで削れる見込みがあるのは車検や保険、定期点検代に維持費ではいちばん高い割合であろうガソリン代ですね。
とくに保険とガソリン代は、見直したり運転を工夫するだけで金額に大きな差が出ます。
どのくらい差が出るのでしょうか?
維持費節約は保険の見直しから!
維持費節約の大きなカギとなる保険の見直し。
現在自動車の任意保険に関しては、大きく分けて店舗型とダイレクト型の2種類が存在します。
テレビのCMなどで保険料の安さを前面に押し出しているのはダイレクト型の保険が多いですね。
では店舗型とダイレクト型は一体どう違うのか?
まず店舗型については昔ながら、というと語弊があるのかもしれませんが従来の保険のイメージ通り、代理店を通して契約を行うタイプの保険です。
そのため店舗型ではなく、代理店型とも呼ばれます。
店舗型のメリット・デメリット
店舗型のメリットは自動車保険だけでなく、ほかの保険も一括で扱っていることが多いため入院保険や生命保険などほかの保険も1社でまとめて契約できる点です。
また専任の担当者がつき、保険の特徴や補償内容などについても詳しく説明してくれるため、安心感があります。
さらに手続きに関しても代理店側が全て行ってくれるため、書類を取り寄せたりといった面倒な手間がありません。
ただ保険会社と契約者のあいだに代理店をはさんでいるため保険費用は割高。
またその代理店が扱っている保険会社の保険しか選べないため、他社と比較しにくいこともデメリットといえるでしょう。
代理店型のメリット・デメリット
一方で最近急激にシェアを獲得しつつあるのがダイレクト型。
こちらは代理店を通さず、契約者と保険会社が電話やインターネットなどで直接契約を結ぶタイプの保険です。
1998年の保険業法の改正で各社が自由に保険料を設定できるようになったことをきっかけに広まり始めました。
電話やインターネットで契約、というスタイルから通販型とも呼ばれています。
ダイレクト型のメリットはやはりその保険料の安さ。
代理店を介さないうえに窓口も不要。ということもあって代理店手数料や人件費、テナント料など保険に直接関係しない費用が発生しません。
そのため保険料をグッと安く設定できるのです。
またインターネットで申し込みできることから自分で納得のいくまで他社と比較することもできる、という点もメリットといえますね。
ただ保障内容はもちろんのこと等級や走行距離など、見積もりのときに必要な情報はすべて自分で調べなくてはいけません。
ある程度車のことを知っておかないと本当に安い保険を見つけにくい、ともいえるでしょう。
さらに実際に人と対面して契約するわけではなく、実際に事故を起こしたときにどの程度サポートしてくれるのか不安に思う方も多いようです。
保険料を安くしたいならダイレクト型
店舗型、ダイレクト型それぞれメリットデメリットはありますが維持費を節約したいのであればダイレクト型がおすすめ。
とくに頻繁に車を利用せず、年間走行距離が短めの方やゴールド免許ドライバーは割引されるケースが多いのでよりお得になります。
また更新日の45日前など早めに申し込む、保険料を1年分一括で支払うなどすると割引してくれることも多いため、ぜひ調べてみてください。
ダイレクト型を検討していて、1社ずつ比較していくのが面倒なら一括見積サイトというものも存在していますのでぜひ利用してみましょう。
保険の見直しをして年間2~5万円節約できたという方もいるので、一度見積りをしてもらうと良いでしょう。
ガソリン代を節約するなら運転に工夫を
保険料と並んで大きく維持費の割合を占めているのがガソリン代。
ガソリン代節約のため少しでも安いガソリンスタンドを探したり、ガソリンスタンド用のカードを作ったりとそれぞれ工夫している方も多いでしょう。
もちろん1円でも安いガソリンスタンドを探すことも大事な節約になります。
ですがそのガソリンスタンドを探すために消費されるガソリンや、安くても遠方のガソリンスタンドに行くためのガソリンを考えると、実際そこまで節約になっていないことが多いです。
なのでまずは普段の運転の仕方を工夫してみましょう。
ガソリン代を節約する3つの工夫を紹介します。
車体を軽くする
ガソリン代を節約するのであれば、まずやることは車体を軽くすることから。
たまにしか使わないゴルフクラブや釣り道具など、いつも車に積みっぱなしではないですか?
たかがこの程度、とお思いでしょうが乗る人間とあわせるとそこそこの重量になります。
重いものを動かすにはそれだけパワーが必要ですから、車体は軽くするよう心がけましょう。
タイヤの空気圧をチェック
そしてタイヤの空気圧のチェックも小まめに行ってください。
空気圧の調整をきちんと行っていないとそれだけ摩擦が大きくなり、燃費が悪くなります。
あるデータによると、市街地では2%、郊外では4%も違うのだとか。
空気圧のチェックや調整はガソリンスタンドで無料でできることが多いので、ガソリンを入れるついでに調整しておくといいでしょう。
急発進、急加速を控える
そして運転においてのポイントは、急発進や急加速を極力控えるということ。
とくに止まった状態からの急発進は一番ガソリンを使うと言われていますのでゆっくりと発進することを心がけてください。
少しだけ踏み込む程度でも加速するには十分な回転がかかっていますので、物足りないぐらいの感覚で踏み込むのがベストとされています。
またある程度スピードに乗ったら必要以上にアクセルを踏まないことも大事。
ゆっくり発信してある程度スピードに乗ったら、必要以上にアクセルは踏まないほうがいいでしょう。
以上の3つのことを心がけてみてください。
特にアクセルワークは大事です。
最近の車ならエコ運転採点システムが付いているので、高得点が出るように心がけましょう。
ついていないなら、「急」の付く運転を辞めることを心がけましょう。
(急発信・急加速・急ブレーキ・急ハンドル)
エコ運転では節約効果は薄い?
しかし、エコ運転を心がけたとしてもリッター1キロ節約できればかなりいいでしょう。
今まですごい悪い運転をしているなら1キロくらいは節約できますが、そこそこの運転をしていたなら0.3キロくらいが限度でしょう。
月に1000キロ走るとして、0.3キロ燃費が良くなれば300円くらいの節約はできます。
1キロ燃費がよくなると1,000円くらいです。
そこまで節約効果はないかもしれませんね。
車検の節約は無意味?
車検も安いところを探して依頼すれば数万円の差が出てきます。
ですがこの差はほとんどが部品の交換代。
車検はディーラー、車検屋、セルフと3つの選択肢があります。
それぞれメリット・デメリットがあります。
ディーラーは安心だけど高い。
車検屋さんは、普通。
ユーザー車検は安いけど不安。
そんなイメージです。
車検についてはこちらにまとめてあるので読んでみてください。
まとめ
車の維持費は思った以上に高いです。
都会で車を持つと駐車場代だけでかなりの金額になるでしょう。
維持費を節約したいと思ったら、やはり保険料の見直しがおすすめ。
ガソリン代や部品代などを削っても大した金額になりませんから。
店舗型保険に入っているなら、通販型にすれば2~5万円安くなるかもしれません。
まずは一括見積もりをしてみてどのくらい安くなるのかシミュレーションしてみるといいでしょう。
ネットで簡単にできるし無料なので、興味がある方はぜひ。