2019年7月に4代目が登場し、ますます人気のタント。
車を広々使いたい人にとって、タントのサイズや使い勝手は気になるところです。
今回は、タントをはじめとして、その他トールワゴンのサイズ感を調べてみました。
併せて、口コミから見えてくるトールワゴンの持つメリットとデメリットを紹介します。
また、子育てママに最適な装備をまとめた「トールワゴン活用術」にも乞うご期待!
目次
タントのサイズはどれくらい?
参照元:タント公式
愛嬌たっぷりのタントと、クールな雰囲気のカスタム。
表情はこんなに違っても、タントとカスタムのサイズは同じです。
ただし、グレードごとに室内サイズが異なります。
車体寸法
2WD(スローパーX以外) | 4WD、2WD(スローパーX) | |
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,755mm | 1,775mm |
ご覧のように、2WDと4WDによって車体寸法が少しだけ異なります。
たった2センチとはいえ、4WDと2WD(スローパーX)の方が高いですね。
- スローパー
参照元:タント公式
スロープがリアから車外に伸びるスローパー仕様。
車いすに座ったまま後部席へ移動できるので便利ですよ。
室内サイズ
X、Xターボ、 カスタムRS カスタムX ウェルカムターンシートX ウェルカムシートリフトX |
L、カスタムL | スローパーX (4人乗車時) |
|
室内長 | 2,180mm | 2,060mm | 1,910mm |
室内幅 | 1,350mm | ||
室内高 | 1,370mm |
グレードや仕様によって異なるのは室内の長さのみで、幅と高さは同じです。
タントの中で最もお手頃なグレードLは、他よりも12センチ短くなります。
スローパーXは、後部にスロープを収納している分、さらに短くなります。
ウェルカムターンシートXとウェルカムシートリフトXは、助手席の乗り降りをサポート!
- ウェルカムターンシート
参照元:タント公式
助手席がぐるっと外側に回転して、乗り降りしやすい角度へ調節。
足の力が弱い方や、ケガ人をサポートしてくれます。
- ウェルカムシートリフト
参照元:タント公式
助手席にリフト機能がついています。
車外に回転して昇降するので、車いすなどから乗り移るときに便利です。
タイヤサイズ
カスタムRS以外 | カスタムRS | |
前後 | 155/65R 14 75S | 165/55R 15 75V |
「数字やアルファベットばかりでよく分からない!」
「タイヤの単位って、確かインチのはずだけど・・・」
確かに・・・表の真ん中の数字が「インチ」なんです。
- カスタムRS以外:14インチ
- カスタムRS:15インチ
ってことですね。
「なるほど、で、他の英数字は何?」と気になりますよね。
実はタイヤサイズには、下記のような6つの情報が含まれています。
- タイヤ幅:単位mm
- 扁平率:タイヤの断面幅(S)に対する、断面高(H)の比率を表す値
- ラジアル構造(R):タイヤの骨格部分が持つ構造
- リム径:タイヤに適合するホイールの値=タイヤの内径(単位インチ)
- ロードインデックス(LI):タイヤ1本で支えられる最大負荷能力指数
- 速度記号(スピードレンジ):走行できる最高速度
参照元:ダンロップ公式
参照元:ダンロップ公式
参照元:ダンロップ公式
参照元:ダンロップ公式(抜粋)
タントの価格
タントのグレードごとの価格をチェックしましょう。
2WD | 4WD | ||
タント | L(スマートアシスト 非装着) |
1,220,400 | 1,344,600 |
L | 1,306,800 | 1,431,000 | |
X | 1,463,400 | 1,587,600 | |
Xターボ | 1,560,600 | 1,684,800 | |
カスタム |
カスタムL | 1,549,800 | 1,674,000 |
カスタムX | 1,668,600 | 1,792,800 | |
カスタムRS | 1,749,600 | 1,873,800 |
単位:円
低価格帯であるタントLの価格をご覧ください。
ダイハツの予防安全機能である「スマートアシスト」によって価格が異なっています。
※「スマートアシスト」はグレードによってはオプション設定がないため要注意
新型タントでは「スマートパノラマパーキングアシスト」など次世代機能を選択できます。
なんと、軽自動車では初のパーキングアシスト採用なんですよ。
ライバル車とサイズを比較
さっそく、ライバル車3つと比較してみましょう!
タント | N-BOX | スペーシア | デイズルークス | |
全長 | 3,395 | 3,395 | 3,395 | 3,395 |
全幅 | 1,475 | 1,475 | 1,475 | 1,475 |
全高 | 1,775/1,755 | 1,800/1,780 | 1,800/1,785 | 1,775 |
室内長 | 2,180/ 2,060/ 1,910 |
2,180 | 2,155 | 2,235 |
室内幅 | 1,350 | 1,350 | 1,345 | 1,320 |
室内高 | 1,370 | 1,400 | 1410 | 1,400 |
価格 | 1,220,400~ 1,873,800円 |
1,385,640~ 2,274,480円 |
1,274,400~ 1,589,760円 |
1,317,600~ 1,952,640円 |
(サイズの単位:mm)
各社とも軽自動車の規格ギリギリまで努力しているため、全長と全幅はどれも同じです。
室内環境はどうでしょうか?
- 室内長No.1:デイズルークス
- 室内幅No.1:タント&N-BOX
- 室内高No.1:スペーシア
やはり、それぞれのチャンプがばらけましたね。
気になる価格は、N-BOX&デイズルークスがやや高め設定。
反対に、スペーシア&タントがお手頃価格と言ったところですね。
背が高いタントのメリット・デメリット
背の高さが特徴のトールワゴン。
今や軽自動車の主流とも言えますが・・・はたしてデメリットってあるのでしょうか?
デメリット1. 横風に弱い
背が高いトールワゴンは、走行中の横風の影響をモロに受けます。
横風が強い日の運転に恐怖を抱くユーザーも・・・
地元は冬季に風が強く、横風の場合、一般道でも60km/h出そうとすると、ちょっと怖いです。
参照元:yahoo!知恵袋
強風やトンネルを出た瞬間に大型トラックが横切った時など、風の影響を受けまくります。
参照元:yahoo!知恵袋
横風の影響については「普通車のワンボックスよりはマシ」という声もありました。
とはいえ、無理な運転をしなければ、そうそう横転はしないのでご安心ください。
デメリット2. 停められない立体駐車場がある
機械式の立体駐車場には、高さ制限があります。
昔ながらの駐車場の場合、停められないこともありますが・・・
最近になって設計された駐車場なら、トールワゴンに対応しているケースがほとんど!
参照元:akippa
駐車場探しakippaで検索したところ・・・トールワゴンNGの駐車場が複数ヒットしました。
タントに乗る場合、お出かけ先の駐車場は事前にチェックするのがベターでしょう。
メリット1. 室内を広く感じる
人間は、天井が高いほど空間を広く感じます。
高さにゆとりのあるトールワゴンは、軽自動車とは思えない広々とした乗り心地が好評です。参照元:ダイハツ公式
また「タントは前のクルマよりも広くて、子どもたちも喜んでいる」という口コミも!
メリット2. 視野が高く、運転しやすい
運転席が高ければ、見えない場所=死角が減ります。
死角が少なければ、それだけ視界が広がり、ぐんと運転しやすくなります。
車外にいる小さな子どもを見落とす危険も減ります。
室内はこんなに広々♪子育て中のママも嬉しい
室内の広さを誇るタントは、子育てに忙しいパパ・ママにありがたい面がたくさん。
ミラクルオープンドア
参照元:タント公式
タントは、助手席と後部席それぞれのドアの間にピラー(柱)がありません。
したがって、両方のドアを開け放つと広い出入口が出現します。
これなら、子どもを抱っこしながら乗り込んでも、頭をぶつける心配が激減。
車酔いしやすい子どもを介抱する際にも助かりますよ。
運転席ロングスライドシート
運転席が前後に最大54センチもスライドするタント。
急に後部席に乗せた子どもの世話が必要になったとき・・・
停車するだけ、座ったままスライドすればOK。
また、6歳未満の子どもに義務付けられたチャイルドシートへの移動もらくらく。
通常は、後部席に子どもを乗せてから、一旦車外に出て運転席へ移動しますが・・・
タントなら、助手席を前に倒して、運転席を後ろに大きくスライドするだけ。
もう車外に出なくても大丈夫!
ほんの少しであってもママと離れるのがイヤ!という乳幼児でも安心ですよ。
子どもなら車内で着替えも
参照元:タント公式
小学校低学年くらいまでなら、タントの中で立ったまま着替えられます。
アウトドアやスポーツの習い事など、着替えが必要な場合も困りません。
シートアレンジで自転車も積める
なんと!タントなら27インチの自転車が乗せられます。
下記動画では、後部席のシートを左右倒し、前輪を後部席の床に落とす形で収納。
なるほど!これなら、出先でサイクリングだって楽しめちゃいます。
口コミの中には、駅に停めた自転車を持って帰れるのが便利というユーザーも。
※自転車のハンドルの形状によっては乗せられない場合あり。
まとめ
新型が登場し、さらに人気急上昇中のタント。
室内幅があり、ゆったりとした広々空間が特徴です。
加えて、子育て世代に嬉しい機能をたくさん装備しています。
- ミラクルオープンドア
- 運転席ロングスライドシート
- 安全予防機能スマートアシスト(※グレードによる)
ライバル車と比べて、室内長&室内高でナンバーワンではないものの・・・
価格と広さのバランスが取れているトールワゴン、それがタントと言えます。
気になる方は、ぜひディーラーでタントの乗り心地をチェックしてくださいね。