「無骨でカッコいいジムニーに乗りたい」
「悪路もぐいぐい走りたいから、やっぱりジムニー」
そんな本格的SUVを求める人に、根強い人気を誇るジムニー。
車を買うならジムニーと決めている人も多いはず。
4代目に当たる新型ジムニーには、3つのグレードがあります。
グレードによって、価格はもちろん、装備や選べるカラーなどが異なります。
どれを選んだら後悔しない?
今回はジムニーのグレードを徹底比較、読んだ後にはその違いが明確に分かるはずです。
もちろん、オススメのグレードやオプションも紹介!
目次
3つのグレードの違いとは?
ジムニーのグレードは全部で3つ。
- XG
- XL
- XC
名前だけじゃよく分かりませんよね・・・
主な違いは、価格、装備、シートなどのインテリア、そしてエクステリアです。
まずは、気になる価格をチェック!
グレード | トランスミッション | 価 格 |
XG | 5MT | 1,458,000円 |
4AT | 1,555,200円 | |
XL | 5MT | 1,582,200円 |
4AT | 1,679,400円 | |
XC | 5MT | 1,744,200円 |
4AT | 1,841,400円 |
新型ジムニーの車両価格は145〜184万円です。
さすが本格4WD!全グレードにもマニュアルが用意されていますね。
続いて、装備や機能を一覧でチェック。
XC | XL | XG | |
シングルフォールディングリヤシート | 〇 | 〇 | |
一体可倒式リヤシート | 〇 | ||
助手席後席シートベルト警告灯、リマインダー | 〇 | 〇 | |
ヘッドランプウォッシャー | 〇 | ||
クルーズコントロールシステム | 〇 | ||
エアコン | フルオート | フルオート | マニュアル |
運転席・助手席シートヒーター | 〇 | 〇 | |
本革巻ステアリングホイール | 〇 | ||
ウレタンステアリングホイール | 〇 | 〇 | |
UVカット機能付ガラス | 全面 | 全面 | フロント |
アルミホイール | 〇 | ||
スチールホイール | 〇 | 〇 | |
デュアルセンサーブレーキサポート | 〇 | △ | △ |
誤発進抑制機能(4AT) | 〇 | △ | △ |
車線逸脱警報機能 | 〇 | △ | △ |
先行車発進お知らせ機能 | 〇 | △ | △ |
標識認識機能 | 〇 | △ | △ |
オートライトシステム | 〇 | △ | △ |
ライト自動消灯システム | 〇 | △ | △ |
△印=スズキセーフティサポート(オプション)をつけた場合にのみ有効になります。
どれも快適性や安全面に関わる魅力的な装備ですね。
それでは、3つのグレードのスペックを細かく見ていきましょう。
まずは、上位グレードのXCの登場です!
1. 上位グレード:XC
参考元:ジムニー公式サイト
価格が最も高いだけあって、充実した装備が自慢のXC。
中でも、特に気になる装備を紹介します。
シングルフォールディングリヤシート[5:5分割可倒式]
参考元:ジムニー公式サイト
参考元:ジムニー公式サイト
参考元:ジムニー公式サイト
左右独立して倒せる便利な後部座席。
状況に応じて片方のシートだけを倒せば、長くてかさばる荷物もすっきり収納可能!
若干凹凸はあるもののフルフラットにもなるので、仮眠にもぴったり。
また、撥水加工されたファブリックシートだから、汚れても安心。
サッと拭くだけで、いつでも車内を清潔に保てるのは嬉しいポイントですよね。
助手席、後部座席のシートベルト警告灯とリマインダー
参考元:ジムニー公式サイト
同乗者がシートベルトを着けていないと、警告でお知らせしてくれます。
うっかりし忘れた場合も安心ですね。
キーレスプッシュスタートシステム
車内にキーがあれば、鍵穴にさす手間なくエンジンをかけられます。
思わず「かっこいい」と自画自賛したくなるようなハイテクさ!
ヘッドランプウォッシャー
ライト洗浄装置が、運転を邪魔する泥や雪を洗い流してくれます。
冬場に雪に悩まされる方や、アウトドアが趣味の方には欠かせない機能ですね。
クルーズコントロールシステム
なんと、設定した速度を自動的に維持してくれるハイテク装備です。
これなら長距離ドライブもラクになりますよ。
※前の車の減速に応じてブレーキをかける機能はありません。
全面UVカットガラス
紫外線が気になる方や、肌の弱い小さな子どもには必須です。
エクステリアカラーの選択肢が豊富
参考元:ジムニー公式サイト
おしゃれな「ブラック2トーンルーフ」や「ブラックトップ2トーン」が選べるのはXCだけ。
ボディカラーとは異なるルーフやボンネットの存在感が増して、周りの視線もクギ付け!
※別途追加料金が必要になります。
2. 標準グレード:XL
参考元:ジムニー公式サイト
続いては標準グレードXL、パット見の外観はXCとあまり変わりません。
どんな違いがあるのか?上位モデルXCとの主な違いをまとめました。
- ヘッドランプウォッシャーなし
- クルーズコントロールシステムなし
- ステアリングホイールがウレタン素材
- スチールホイール
また、安全装備「スズキセーフティサポート」のオプションによってもXCとの差が出ます。
後ほど詳しく紹介するので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
3. エントリーグレード:XG
最もリーズナブルなグレードXGにも、基本的な機能は揃っているので安心してください。
「ジムニーにごちゃごちゃした機能なんて求めてない」
「車なんて走ってくれればそれでいい」
そんな方にぴったりのグレードと言えます。
それでは、他のグレードとどんな風に異なるのか確認してみましょう!
XLと異なる主な点
参考元:ジムニー公式サイト
- 一体可倒式リヤシート
- ファブリックシートに撥水加工なし
- 手動格納ドアミラー
- 助手席・後部座席のシートベルト警告灯とリマインダーなし
- シートヒーターなし
- エアコンがマニュアル仕様
- キーレスプッシュスタートシステムなし(キーレスエントリーはあり)
- UVカットガラスがフロントのみ
- ボディカラーはパール系1+ダーク系3=合計4色のみ
XL同様、安全性能「スズキセーフティサポート」をオプションとして追加可能です。
走行性能はどのグレードも同じ
3つのグレードの違いが分かったところで・・・
続いては、走行性など全グレードで共通する機能を見ていきましょう。
ラダーフレーム
ジムニーの最大の特徴とも言えるのが「ラダーフレーム」と呼ばれる強靭な構造です。
参考元:ジムニー公式サイト
「はしご」を意味するラダー、そう言われれば何となく形が似ていますね。
この伝統のラダーフレーム構造こそ、40年以上に渡ってジムニーが愛される理由。
どんな悪路にも耐える強靭な作りは、4代目でさらに進化して強度が増しました。
画像で色のついている部分が、今回のモデルチェンジで強化されたパーツです。
ねじり剛性は、旧型の約1.5倍を実現しました。
FRレイアウト
FRレイアウトとは、フロントタイヤ前端よりもエンジンを後ろに置くことです。
険しい凹凸を乗り越えるために必要な設計です。
参考元:ジムニー公式サイト
また、どんな急な坂道でも41度までなら、バンパーが路面をこすりません。
最低地上高が205mmあり、なおかつFRレイアウトのあるおかげなんですよ。
パートタイム4WD
パートタイムとは、状況に応じて2WDと4WDを使い分けることを指します。
ジムニーの場合、初代からパートタイム4WDを搭載しています。
参考元:ジムニー公式サイト
悪路を走るときは、前輪・後輪関係なく空転することがあります。
そんな場合には、4WDの高い駆動力を利用して、抜け出せるパワーを発揮します。
さらに、前輪・後輪がシンプルに直結しているので、壊れにくい点も魅力です。
安全性能も全グレードで共通
安全性能についても、基本構造は全グレードで共通なのが嬉しいですね。
主な機能を紹介します。
軽量衝撃吸収ボディーTECT[テクト]
事故や衝突時の衝撃を効率よく吸収して分散してくれます。
参考元:ジムニー公式サイト
旧型よりも安全性が高まり、軽量化を実現。
歩行者傷害軽減ボディー
万が一歩行者とぶつかった場合に、歩行者へのダメージを軽減するように設計されています。
参考元:ジムニー公式サイト
最近になって重視するメーカーやユーザが多くなりましたね。
6つのSRSエアバッグ
下記4種類のエアバックが、計6か所に標準装備されています。
- 運転席
- 助手席
- 側面衝突時に頭部への衝撃を軽減するSRSカーテンエアバッグ
- 胸部への衝撃を軽減するフロントシートSRSサイドエアバッグ
参考元:ジムニー公式サイト
どんなに安全運転を心がけていても、何が起こるのか分からないのが車です。
念には念を、ここまでエアバッグがあれば心強いですね。
必ずつけたい『スズキセーフティサポート』
XCには標準装備されている予防安全技術「スズキセーフティサポート」。
XLとXGの場合はオプションとなり、42,120円で追加できます。
それでは、どんな機能なのか?具体的に見ていきましょう。
参考元:ジムニー公式サイト
デュアルセンサーブレーキサポート
- 前方の車や歩行者を検知して衝突のおそれがある場合に警告
- ブレーキを踏んだ際に踏む力をアシスト
- より危険性が高まると、自動で強いブレーキがかかる
標識認識機能
参考元:ジムニー公式サイト
- 「最高速度」や「はみ出し通行禁止」などの標識をカメラが認識してお知らせ
誤発進抑制機能
- 停車中と走行中に、前方4m以内の障害物を認識
- 誤ってアクセルペダルを強く踏んだ場合に急発進・急加速を抑制
先行車発進お知らせ機能
- ブレーキを踏んで停止中、前の車が動き出してから約5m以上の間隔で警告
※その他の機能や、機能が作動するための条件などは公式サイトを参考にしてください。
便利なオートライトシステムもついてくる
スズキセーフティサポートとセットになった「オートライトシステム」も見逃せません。
走行中に、状況に応じて自動的にヘッドランプがオン/オフ。
急に天候が崩れたり、トンネルに入ったりした場合など無灯運転のリスクを回避できます。
下取りも考えて追加を
長くジムニーに乗りたい方は、安全・安心面で欠かせないスズキセーフティサポート。
しかし、将来の下取りのことを考えても、付けておいて損はしませんよ。
※リフトアップをカスタマイズする場合、干渉して使えない場合があるので要注意。
おすすめグレードはこれ!
ズバリ、おすすめするグレードはXL+スズキセーフティサポート。
なぜなら、装備面では最上位のXCとそれほど違いがないためです。
ルックスは、2トーン仕様を除けば選べるボディカラーも同じです。
機能面でヘッドランプウォッシャーやクルーズコントロールが不要であればXLで十分。
残る違いと言えば、安全性能「スズキセーフティサポート」くらいです。
オプションで追加しても42,120円なので、XCとの価格差を思えば安くあがりますよ。
まとめ
ジムニーのグレードは、XC、XL、XGの全部で3つ。
全グレードにおいて、走行性能&安全性能は基本的に同じであることが分かりました。
細かな機能が必要なければ、予算に合わせてXLかXGを検討するのがベスト!
その場合、忘れてはならないのが「スズキセーフティサポート」を追加することです。
せっかく車を買っても、事故に遭ったりケガが長引いては意味がありません。
その点、スズキセーフティサポートがあれば、予防・安全機能がバッチリ!
無骨でかっこいいジムニーと一緒に、楽しいドライブに出かけてくださいね。