今回は、スズキ新型スペーシアギアの「車中泊」を調査しました。
「軽でも快適に車中泊がしたいぞ」「グッズは安くそろえたい!」
そんな方必見です。
誰だって、できるだけ安く、そして快適に旅を楽しみたいですよね。
アウトドアが初めてでも大丈夫。
スペーシアギア車中泊のポイントを、分かりやすくお伝えします。
目次
スペーシアギアが車中泊しやすい理由
ギアって、とっても車中泊しやすいんです。
それもそのはず。見てください、この広さを!
引用:公式HP
ほんとに軽なの?と思わせるくらいに贅沢なサイズです。
天井の高さは、N-BOXの1,400mmを上回り、軽の中でもダントツの1,410mm
つまり、小学校低学年くらいまでなら、立ったまま着替えられるんです。
水遊びや汚れで、ひんぱんに着替えさせる子どもがいても心強いです。
アウトドア向けに改良されたのが「ギア」です。
食べ物などをこぼしても、シートに撥水加工が施されているのでサッと拭けば大丈夫。
これで、ジュースをこぼすたびに叱られていた子どもの笑顔も増えますね!
その他、サンシェードなど、車中泊しやすい装備もたくさん付いてます。
引用:公式HP
ここで、ギアの室内サイズを見てみましょう。
ギアのサイズ(スペーシアやカスタムと共通)
- 室内長 2,155mm
- 室内幅 1,345mm
- 室内高 1,410mm
というわけで、サイズが同じスペーシアのイメージ写真も使って紹介していきます。
シートアレンジと、実際に横になってみて困る点
「寝床づくり」には、3つのシートアレンジを活用。
1.【基本フルフラット】足が飛び出る
まず、後ろの席をめいっぱい下げてスペースを作るやり方です。
便宜上、ここでは「基本フルフラット」と呼びます。
引用:公式HP
【写真】H180cm× W110cm(幅はWの敷布団くらい)
【シートアレンジの方法】
①前席をリクライニング
②後席を後ろにスライド
(※折りたたまない)
基本フルフラット 困る点
- 身長170cm以上だと足が窮屈
- 10cm以上の段差が生じる
写真をよく見ると、男性の足が飛び出ていますね?
背もたれがある分、寝るスペースが少し足りません。
身長160cmくらいまでであれば、ピーンと足を伸ばせます。
170cm以上でも、横向きで少し足を曲げて寝ると大丈夫ですね。
そのまま寝そべると、凸凹が気になります。
でも大丈夫。下にマットなどを敷けば、簡単に段差を解消できます。
天井にゆとりがあるので、どれだけ敷いてもへっちゃらですよ。
引用:公式HP
「基本フルフラット」であれば、就寝時も荷室が使えるため、3人分のリュックだって余裕です。
また、日中の休憩にもピッタリ。
コーヒーでひと息入れるもよし、ゲームを楽しむもよし!
背もたれを使って、ソファーのようにダラ〜ンと、思い思いにくつろぎましょう。
2.【完全フルフラット】頭に血がのぼる
驚異的な広さで身長180cm以上でもOK!
N-BOXやタントにはない唯一無二の仕様、それが「完全フルフラット」。
引用:公式HP
【1人分】H198cm× W57cm
【シートアレンジの方法】
前席+後席どちらとも前に倒す。以上!
完全フルフラット 困る点
- 傾斜が生じる
- 2人以上だと就寝時に荷室が使えない
実はこのアレンジ、荷物用です。
写真でもサーフボードをのせていますよね。
なので、積み下ろししやすいようラゲッジ側が低く傾いているんです。
ところが、高い方を枕にすると・・・ちょうど腰に固い所があたってツライ。
ということで、必然的に傾斜の低いラゲッジ側を枕にします。
頭に血がのぼらないように、しっかり傾斜を埋めることが肝心です。
また、全席をフルフラットにすると、残念ながら荷室は無くなります。
「え?じゃあ荷物はどこに置くの?」と不安になりますよね。
大丈夫!まだまだ荷物を置けるスペースは存在しています。
- ラゲッジ下に隠された工具置き場(工具を抜いて活用)
- 席の下にあるチョットした空間(助手席・運転席の間はほぼ段差なし)
- 横になった時にマット上で空いているスペース
とはいえ、決してかさばるものは収納できません。
「完全フルフラット」にチャレンジする際は、できるだけコンパクトな荷造りを心がけましょう。
3.【荷室で斜め寝】応急処置
最後は、写真にある自転車のように「斜めに寝る」方法です。
引用:公式HP
【1人分】斜め178cm
【シートアレンジの方法】
①後席の背もたれを倒す(肩のレバーを上げる)
②後席を前にスライド(席の裏にある紐を引く)
あっという間にシートアレンジ完成です!
⬇シートアレンジを見てみる(5:10〜)
斜めに寝るなんてムチャがありますが、応急処置として役立ちます。
例えば、親子3人でいる時に「体調を崩した子どもを後ろで休ませたい」という事もありますよね。
そんな時は、ラゲッジスペースの驚異的な広さを利用して、寝かせてあげましょう。
特に、車酔いする方が同乗者にいる場合や、急な熱中症なんかに効果的。
斜めであっても、横になるだけで人間ってだいぶ楽になるもんですよ。
スペーシアギアで快適に車中泊する方法
快適な車中泊に欠かせない事・・・
それは、すばり段差・傾斜対策。
楽しく遊んだ後に十分に体を休めないと、次の日が思いやられます。
はっきり言って、体がバキバキになったら何もできません。
そこで、この難題を解決してくれる強い味方、マットの登場です。
軽に役立つマット
- 厚み10cm以上
- 寝返りしやすい高反発
- コンパクトに収納できる
普通車に比べると・・・どうしても幅が狭い軽。
そこで、高反発で厚みがあるマットなら、寝返りしやすく疲れなくておすすめです。
特に「完全フルフラット」にする場合は、シート背面の固い部分に寝るので、10cm以上は厚みのあるマットが最適。
そして、ここで最大の課題となるのが「収納できるか?」という点。
ただでさえ荷物が多くなりがちなアウトドア、収納面でも便利なマットを選びましょう。
スペーシアギアに使えるマット
初めて車中泊をする場合、「実際どんなマットがいいの?」と悩んでしまいますよね。
目安としては、1人分の幅は約60cmくらい。
60cmといえば、ちょうど1人分の席にギュッと押し込むくらいのサイズになりますが・・・
具体的にチェックしていきましょう。
まず、嬉しい「無料」のマットから!
【0円タダ】布団を持ち込む
寝心地は最高ですが、収納面と汚した時のお手入れが悩みどころ。
あと、少し重いかもしれません。
【4千円ほど】ニトリマット
庶民派価格ですが、厚さ4cmは薄すぎるうえ、独特のニオイがあるとの口コミも・・・
それでも、やっぱり安さは魅力です。
「お試しでやってみたい」「車中泊しない時は、自宅で使う」という方にいいかも。
【6千円ほど】トラック用の高反発マットレス
長めのマットだから、余った部分を折るとコレ1枚で段差や傾斜対策にもなります。
厚み5cmと薄さが気になりますが、凸凹した素材が入っていて寝返りしやすそうです。
⬇「完全フルフラット」に装着したマットを見てみる(0:40〜)
【6千円ほど】 GROOVY OUTSTYLE
動画では、「基本フルフラット」にぴったりサイズでした。
自動でふくらみ、設置が簡単です。
独特の弾力性が、子どもにも受けそうですね。
⬇「基本フルフラット」に装着したマットを見てみる(7:20〜)
【6千円ほど】FIELDOOR
「お手頃で寝心地がいい」という口コミが多く、コスパの良いマットです。
2つ並べて連結もでき、10cmの厚みがあるおかげで凸凹を十分抑えてくれます。
もちろん、自動でふくらむので設置が簡単、時間もかかりません。
【1万6千円ほど】ONLY STYLE (定価26,784円)
アウトドアの本格派からも定評あり!お墨付きマットです。
丈夫な素材で安心して熟睡でき、正規品の半額以下で買えます。
幅が66cmとギリギリですが「スペーシアで使えた」という口コミがあるので、ギアでも問題ないでしょう。
【3万5千円ほど】正規品マット 34,560円
引用:公式HP
やっぱり正規品は、フィット感や見た目が秀逸です。
すっきりした空間が、健やかな眠りをいざなってくれそうですね。
リラックスクッションという名前で販売されているこちらの商品、使い心地はお店に確認してみてください。
格安でシートの段差・傾斜対策
マットを敷いても、まだ寝心地が気になるという方。
下記のアイテムを使って、できるだけお金をかけずに段差・傾斜を埋めましょう。
- ダンボール
- シワになっていい服
- 座布団
- 毛布
- ニトリのジョイントマット
- カインズのロングフロアクッション
家にあるものや、普段使いできるお手頃アイテムで大丈夫!
旅行の時に、トランクの中の壊れやすいものを衣類などで包んだりする感覚です。
推奨純正アクセサリー
ギアは「車中泊を推奨」していると思えるほどに、アウトドア向け純正アクセサリーが豊富!
数あるグッズの中から、特にオススメなものを紹介(8%税込価格)。
【目隠しシェード】フロント23,760円、リア27,000円
引用:公式HP
もはや、プライバシー保護だけではありません。
メッシュ付きだから、夜も換気しやすく、ニオイ対策や温度調整が簡単です。
【バックドアネット】16,200円
引用:公式HP
中央に出入りしやすいチャックがついています。
虫よけ&換気ができ、ちょっとしたアウトドアにも大活躍。
せっかく車中泊の準備万端でも、蚊に刺されて痒くては眠れたものではありません。
【カータープ】38,880円
引用:公式HP
とってもコンパクトに収納でき、手軽に積んでおけるのが魅力的。
スライドドアとバックドアの両方から取り付けられるので、日当たりや駐車スペースを選ばず日かげを作れますよ。
風通しの良い日かげで一休み、仮眠にも最適です。
スペーシアギア車中泊の注意点
【寒さ対策】夜はグンと冷え込むので、多めの毛布や寝袋を準備しましょう。
【飲酒運転】アルコールが分解されるまでの時間は人によって大きく違うので気をつけてください(ビール1缶=3時間ほど㈱アルコール健康医学協会より)。
【駐車場所】サービスエリアや道の駅が一般的ですが、禁止されている所もあるので事前にチェック。
【エンジンを切る】アイドリングはマナー違反。
エンジンをかける時は、一酸化炭素中毒を防ぐため車内の2箇所以上を開けて換気してください。
【バッテリー保護】充電式懐中電灯やランプがあると、室内灯を使わずに済み便利です。
スペーシアギア車中泊のまとめ
最近は、加速しやすい等の理由で、あえて背が低いSUV車を選ぶ人が増えています。
しかし、車中泊において「高さ」は必要不可欠。
なぜなら、狭い空間で体を動かせない状態では、疲労やエコノミー症候群の心配があるからです。
つまり、車中泊する上では「体を自由に動かせる空間」が何よりも重要になります。
その点、ギアは天井が高く安心ですね。
そして、もうひとつ。
車中泊の目的は忘れられない想い出を作ることではないでしょうか?
子どもと一緒に自然の中を探検する。
カップルで早朝の波乗りに行く。
愛犬とのんびり旅をする。
友だちと一緒に天体観測に行く、などなど。
ギアだったら、ライフスタイルに合わせて思い思いの車中泊が楽しめます。
多彩なシートアレンジや気分を高めるアクセサリーが、あなたの旅をサポートしてくれます。
さあ、自分らしい気ままな旅に出発進行!
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引用:公式HP